■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『ナラタージュ』島本 理生  

ナラタージュナラタージュ
(2005/02/28)
島本 理生

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内容(「BOOK」データベースより)
壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。



結婚を控えた女性が、回想という形で語る二十歳の頃の恋愛。
高校時代から、秘かに葉山先生を思い続けていた泉は、大学2年の時に先生からの電話を受けた。
演劇部の顧問とOBという形で再び関わりをもつふたりは、隠していても隠しきれない、会わない時間も変わることがなかったお互いの想いを知る。




私があまり恋愛小説を好まない理由は、共感をもてる作品に出会えることが少ないからなんです。
共感をもてないだけならまだしも、反感をおぼえることもしばしば。

この作品には、反感もないし共感もない。
「ふうん」と終わってしまった。
先生と生徒の恋愛って、そんなにタブーなんだろうか。
一回りの年齢差って、踏み出せない理由になるんだろうか。
会わなくなっても会えなくなっても、新しい恋をしても結婚をしても、心は昔の恋に縛られてるなんて、よくあること。

ただ、思春期の娘をもつ親世代の視線で読んでしまうと、この葉山先生がどうにも好きになれない。
いや、こういう保身的で煮え切らない男はよくいるけれど、泉はかつての教え子で、まだ人生経験も積んでないことをわかっているはずなのだから、奥さんと別居中であることは大人としてきちんと伝えるべき。
泉の気持ちにも気づいていながら、離婚は成立していないことを話さずにいるのは、騙しているようなもんじゃないの?
むしろ、馬鹿正直で、みっともなくて、でもがむしゃらに泉を追いかける小野くんの方が好感もてる。

あー……でも、恋愛は理屈じゃないからなぁ。
恋をしてしまったら、どうにも止められないのだよねぇ。



と、まぁ、恋愛論は人それぞれなので置いておくとして。
この作家さんの静かで整然とした文章はとても好みです。
けして甘ったるくなく、冷たく澄んだ水のよう。
恋愛小説以外も書いてほしいな。





★★★☆☆+






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