■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『着信アリ 2』秋元 康  


着信アリ〈2〉 (角川ホラー文庫)着信アリ〈2〉 (角川ホラー文庫)
(2004/12)
秋元 康

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内容(「BOOK」データベースより)
久しぶりに恋人の尚人に会うため、彼のアルバイト先の中華料理店へ向かった保育士の杏子は、そこで薄気味悪い着メロを耳にする。それは、1年前、人々を恐怖に陥れた“死の予告電話”のメロディだった。まもなく尚人の身辺に悲惨な第一の死が訪れる。呪いはまだ終わっていなかったのだ…。



「前作はまぁまぁだったのに……」
というか、
「続編はやはりパワーダウンか」
と残念。
秋元康のエッセイは大好きなんだけどなぁ。

さらなる続編が来そうな終わり方も、南方の隣国へ行っちゃうあたりも、専業作家ではなく芸能界で活躍する作詞家の作品だよな~、と妙に納得。
(この作品が出版された頃、隣国では日本の若手俳優による映画やミュージカルが人気でしたからね)


★★☆☆☆



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『着信アリ』秋元 康  


着信アリ (角川ホラー文庫)着信アリ (角川ホラー文庫)
(2003/11)
秋元 康

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内容(「BOOK」データベースより)
由美が気乗りしないまま参加した合コンの席で、陽子の携帯電話が聞き覚えのない着信音で鳴った。液晶には「着信アリ」の文字。メッセージを確認すると、陽子の悲鳴のような叫び声が録音されていて、着信履歴には2日後の時刻と、発信元として陽子自身の携帯の番号が残されていた。そして、その2日後のその時刻。陽子はメッセージに残されたとおりの悲鳴をあげて不可解な死を遂げてしまう…。終わりのないチェーンホラーの誕生。




再読だったことに、だいぶ読み進んでから気づいた(笑)。

『連鎖する死の予告』という意味では、ホラーの名作・鈴木光司『リング』を連想せずにはいられませんでした。
でも怖さという点ではいまひとつ。
携帯電話という、今や生活必需品となった道具を連鎖の媒体に選んだことは上手いなぁと思うけど。

んんー、もしかしたらこの作品の恐怖度は、読み手の携帯電話への依存度と比例するのかも?とも思いました。


★★★☆☆


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『女友達』新津 きよみ  

女友達 (角川ホラー文庫)女友達 (角川ホラー文庫)
(1996/12)
新津 きよみ

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内容(「BOOK」データベースより)
29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分より容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘―女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは?女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。



インテリアコーディネーターの千鶴は、別れた恋人が残していったベンチチェストが目障りで、粗大ゴミとして廃棄することに決めた。
回収日、ゴミ集積所で出会った向かいの安アパートに住む地味な女性から、チェストを譲って欲しいと頼まれる。
こうして知り合った、タイプは違うが同年代で孤独な女2人が、次第に距離を縮めてゆく。
しかしそこには、友情以外の感情が潜んでいた。



この作家さんも、初めて読んだ作品が怖いミステリでした。
一見普通に生活している普通の人間の腹黒さや狂気を描くのが上手いですね。
本作も、ホラーというよりはサスペンスorミステリ。
素朴で優しくて都会ずれしていない亮子の親切が、だんだんうっとうしく思えてきた頃に、言動の怪しさに気づくんですが、その時にはもう手遅れで。

そもそも、“女友達”という存在そのものが私にとっては怖いのです。
もちろん、長年の親友もいるけれど、男友達にはない付き合いにくさってありますよね。
(女友達ならではのよさもあるが)
嫉妬や羨望や独占欲といった、女性にありがちな黒い感情がこの作品のテーマじゃないかと。
謎解きやトリックのような部分もあり、精神的に追いつめられるサイコホラー要素もありで中断するのが難しかった。
「男友達の方が気楽」という女性なら、きっとこの作品はすごく怖いんじゃないかな。

ただ、ラストが残念で星4つ。
そこだけテイストが違うように感じてしまう。
あの後日談みたいなのは、なくてもよかったかも。





★★★★☆







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『ぼっけえ、きょうてえ 』岩井 志麻子  

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)
(2002/07)
岩井 志麻子

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内容(「BOOK」データベースより)
―教えたら旦那さんほんまに寝られんようになる。…この先ずっとな。時は明治。岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた…。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。



岡山弁で『すごく、こわい』という表題作をはじめ、4つの短編を収録

【ぼっけえ、きょうてえ】
「妾の身の上やこ聞いたら、きょうてえきょうてえ夢を見りゃあせんじゃろか」と前置いて、寝付けぬ客にせがまれるまま、自分の生い立ちを語る遊女。
“口減らし”が日常茶飯事の飢えた寒村から売られてきた遊女の本当の姿とは。

【密告函】
コレラが蔓延し始めた貧しい村で、感染が疑わしい人の名を書いてこっそりと密告するための箱が、役場に置かれるようになった。

【あまぞわい】
潮が引いた時にだけ現れる岩礁の洞窟に海女の霊が住んでいると、瀬戸内の漁村に嫁いだ女は聞かされていた。

【依って件の如し】
一回りも年の離れた兄妹・利吉とシズは、痩せた土地の寒村で、やっと命をつないでいるような生活だった。
シズには牛の化け物、『くだん』が見えるという。




ホラーというより、“怪談”という言葉が似合う表題の『ぼっけえ、きょうてえ』。
遊女が客に聞かせている設定で、最初から最後まで一人語りなのだけど、これがまたやたらとリアル。
じっとりとまとわりつくような夏の夜の空気も、遊女があおぐ団扇の風さえも感じられるような文章力で、ネタとしては古典的だけれど、臨場感のある独特の雰囲気がとにかく怖いのです。
(強いて言えば、稲川淳二の怪談を聞いている時に感じるような、一人語りの怖さ)


他の収録作品もすべて、舞台は明治~昭和の初めの岡山。
場末に生きる人たちの、どこまでも暗い生活そのものが怖いと思わせる文章が上手い。
どれも「やはり一番怖いのは人間かもね」というお話でした。

ちなみに解説は京極夏彦。





★★★★☆






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『文通』吉村 達也  

文通 (角川ホラー文庫)文通 (角川ホラー文庫)
(1994/04)
吉村 達也

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文通の専門誌『月刊ペンパル』に、軽い気持ちでペンフレンド募集の投稿をした16歳の片桐瑞穂。
やがて4人の男女から手紙が来るが、年齢差や文章の雰囲気から、自分に合わなそうな人たちには返事を出さないことにした。
4人のうち唯一の男性である大学生からの手紙には、筆跡にも気遣いのある文章にも好感を覚えて文通を始める。
ところが、断わるつもりで返事を出さなかった相手の一人から脅しめいた手紙が届き、さらには、別の一人が殺人事件の被害者になったことを知った。
名前も年齢も筆跡も住所も違う人々の気配が、ひたひたと瑞穂に迫る。




私の中で吉村達也さんは、“ミステリ作家”の括りに入っているんですが、ミステリでも心理的にじわじわ追いつめられるような、恐ろしい作品を書く方だなぁと結構お気に入りなんです。
本作は角川ホラー文庫からの発行で、一応ホラーにジャンル分けされるようですけど、心霊要素は一切なく、サイコホラー、というかサスペンスに分類される内容だと思います。

姿の見えない不気味な“敵”の気配が、確実に自分に近づいてくるという恐怖がよく描かれている。
しかし、仕方のないことなのだけど、今から15年ほど前に書かれた作品なので、作中では当然インターネットや携帯電話は一般には普及していないんですよね。
私の年代では、「文通?ナニソレ?」などとは決して言わない、いやむしろ、雑誌の後ろの方のページでドキドキしながらペンパルを探したり、可愛い文字の練習をしたりしたこともあるので、この作品中の描写や、筆跡、消印といったトリック(?)もすごくよくわかる。
けれど今、この主人公と同世代の読者には、きっとこの怖さはピンとこないんじゃないかな。

ストーリーが進むに従って、登場人物の誰を信じていいのかわからなくなる恐怖感や息苦しさや、いよいよ犯人(?)が姿を見せるクライマックスで、それまで張りつめていた読み手の緊張がブツッと断ち切られるようなラストが残念で仕方ない!!
ほんと残念!
あのラストの手前までは★★★★☆だったのに!
……という、正直な感想です。

でもまぁ、ミステリ作家さんとしては好きな方だし、作品数も多いので、これからぼちぼち読んでいこうと思います。





★★☆☆☆





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『夜市』恒川 光太郎  

夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)
(2008/05/24)
恒川 光太郎

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(アマゾンの『内容説明』より)
何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。


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ホラーというよりファンタジー?
レイ・ブラッドベリを彷彿させます。
恐怖よりも美しくて儚くて物悲しい雰囲気の短編集。
表紙に惹かれてジャケ買いしました。



★★☆☆☆


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『天使の囀り』貴志 祐介  

天使の囀り (角川ホラー文庫)天使の囀り (角川ホラー文庫)
(2000/12)
貴志 祐介

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怖いというよりは、気持ち悪い、気色悪い作品でした。
ちょっと先が読めた感もありますが、専門的なことをよく調べて書いているなぁと、そういう意味では楽しくもありました。

でも、私のようなacaraphobiaの方にはおすすめできませんね(笑)


ホラーで定評のある貴志祐介を読むのはこれが初めてだったので、もっと他の、『黒い家』や『クリムゾンの迷宮』など違うスタイルの作品も読んでみたいです。


★★★☆☆


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