機長からアナウンス
2008 / 04 / 04 ( Fri )
機長からアナウンス (新潮文庫)機長からアナウンス (新潮文庫)
(2004/08)
内田 幹樹

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旅客機機長と言えば、誰もが憧れる職業だが、華やかなスチュワーデスとは違い、彼らの素顔はほとんど明かされない。ならばと元機長の作家が、とっておきの話を披露してくれました。スチュワーデスとの気になる関係、離着陸が難しい空港、UFOに遭遇した体験、ジェットコースターに乗っても全く怖くないこと、さらに健康診断や給料の話まで―本音で語った、楽しいエピソード集。 (「BOOK」データベースより)



大の飛行嫌いのため、ホラー感覚で手にした本ですが、トリビア的要素も満載で、とても興味深いエッセイでした。
私も乗り物好き、機械好きなのでそういう意味で共感する部分が多く、特に『パイロットにはバイク好きが多い』という部分に納得しました。

私も16歳で免許を取ってから、妊娠するまでの10年以上、仕事に趣味に、と、ほとんど毎日オートバイに乗っていたため、一時はジェットコースターも全く怖くありませんでした。
よく「バイク、怖くないの?」と人に訊かれましたが、この感覚は著者が『スピードに置いて行かれると感じると怖い。常に自分が先を予測していればジェット機のスピードすら遅く感じる』みたいなことを書いていて、ああ、なるほどなぁ、いいことを言うなぁ、と思いました。

航空運賃が高い理由や、スチュワーデスの実態なども面白かったですが、なんといっても“乗り物を操るのが好きなオッサン”的視点からの話が一番面白いですね。

『乗客に飛行機酔いをさせないため、気流の悪いところを、激しく揺れることを覚悟でスピードを落とさずに突っ切る(=乗客は恐怖のため酔う余裕もない)』という一節では、「ヤラレタッ!そうだったのか、ちぇっ!」と、思わず叫んでしまいました。
……たぶん私は、飛行機が怖いのではなく、自分以外の人間が操縦する乗り物に乗るのが怖いんだと気づきました(笑)

パイロットが身近に感じられ、飛行機がほんのちょっぴり怖くなくなった……カモ?

(著者は2006年12月に癌で亡くなったそうで、残念です)


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内田 幹樹
東京都生れ。1965(昭和40)年、航空会社入社。ボーイング747‐400などの機長として国内線、国際線に乗務。その間十数年にわたり、操縦教官としてライン・パイロットの教育にあたった。’97(平成9)年、処女長編小説『パイロット・イン・コマンド』(原書房刊)でサントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞




★★★★★

テーマ:エッセイ/随筆 - ジャンル:本・雑誌

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子どもはぜんぜん、悪くない。
2007 / 12 / 29 ( Sat )
子どもはぜんぜん、悪くない。子どもはぜんぜん、悪くない。
(2005/04/21)
佐藤 弘道

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NHKの幼児番組『おかあさんといっしょ』で、12年間“体操のおにいさん”を務めた“ひろみちおにいさん”こと、佐藤弘道さんのエッセイです。
現在中1と小5の我が家の子供たちは、どっぷり“ひろみちおにいさん”世代でして、この本は娘が日本語補習校から借りてきました。

じつは私も子供が小さいうちは、“体操のおにいさん”の時間になると一歩TV画面に近づいて、家事の手を止めて見入るほどには大好き(笑)
なので、たくさんの撮りおろし写真にニンマリしながら楽しませていただきました。

エッセイの方は、ご自身の生い立ちやお仕事のこと、ご両親のこと、奥様(NHKで朝の体操をやっていらした方)とのなれそめ、ご自身の子育てのことなどが、語り口調で書かれています。
それはブラウン管を通して受ける“ひろみちおにいさん”の印象のまま、飾りっけのない優しいものですが、「ああ、いつも笑顔だけど、いろんな苦労もあったのね」と、スポーツマン佐藤弘道氏の顔も見える、好感の持てるものです。
奥様とご両親とのエピソードも素敵。

タイトルには、「最近変わってしまったのは子供たちじゃなく、親たちなんだ」という警鐘が込められてます。
しかし、それすら丸く柔らかく語られているから、まだまだ子育て奮闘の続くこちらとしては、反発するよりも「あ、そうかも。気をつけないと」と素直に折れてしまう……これこそが彼の持ち味なんだな、と思いました。

小さいお子さんのいらっしゃる方に、特にお薦めしたい本です。


★★★☆☆

テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

00 : 47 : 40 | 和書(エッセイ) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
狂気の沙汰も金次第
2007 / 08 / 01 ( Wed )
狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)
(1976/10)
筒井 康隆

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中学生の頃に読んで以来、ずっと手放せないエッセイ集。
今でもトイレで何度も読み返してます。

ブラックユーモア満載、風刺、毒舌の宝庫!!
ネタ的にはとっくに古くなってるはずなのに、何度読んでも喉の奥で「ククッ」って笑ってしまいます。
タイトルも秀逸(笑)

テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

04 : 01 : 31 | 和書(エッセイ) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
スバラ式世界
2007 / 07 / 22 ( Sun )
スバラ式世界 (集英社文庫)スバラ式世界 (集英社文庫)
(1992/09)
原田 宗典

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原田宗典のショートストーリーはわりと好きだし、このエッセイ集はあちこちで評判も良かったのでトイレに置いてあります。
(いや、うちの『トイレ本』は短編集やエッセイ集なんですよ。読みやすいから。それだけの理由w)


ですが……
「ほーら、どうだ。面白いだろう?さぁ笑え!」的な文章が鼻につきます。
面白いネタもたくさんあるのに、言い回しにイラッときますね。
やたらテンション高いのも苦手だわ。
最後まで読めませんでした。

★☆☆☆☆

テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

03 : 59 : 03 | 和書(エッセイ) | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
五体不満足―完全版
2005 / 08 / 17 ( Wed )
五体不満足―完全版 (講談社文庫)五体不満足―完全版 (講談社文庫)
(2001/04)
乙武 洋匡

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いや〜久しぶりに日本語の本を読みました。
4年ぶりぐらいかも!?
「とにかく今は英語の勉強しなくちゃ!!」と、
アメリカに引っ越して来てからずっと、英語関係以外の日本語の本は封印していましたから。

で、今日読んだのは、娘(11歳)がBOOK-OFF(こっちにもあるんですよ〜)で買ったもの。
「あの子に読めるのかしら?」と手に取って眺めているうちに読み始めちゃって、あっという間に読み終わりました。

内容については、日本でベストセラーだったから、いまさら私が書くまでもありませんが、じつは私、これまでこの本を、読みたいような読みたくないような複雑な気持ちで遠ざけていたんです。
乙武くん、頑張っているのは認めます。
でもね、正直なところ、障害者であることを“売り物”にしているように見えてしまうことがしばしばありました。
それはもちろん、私の間違った先入観だったのだけど…。


※もしもこれから『五体不満足』を読んでみようという方がいらしたら、私は絶対にこの『完全版』をおすすめしたいです。

★★★★★
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テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

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