■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『キケン』有川 浩  


キケンキケン
(2010/01/21)
有川 浩

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内容(「BOOK」データベースより)
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。




正直なところ、冒頭の数ページでは戸惑いました。
まるでコミックのネームを読んでるかのような文章のはしょり具合。
うっかりすると誰が話してるのかわからなくなる会話中心の文章。

肝心の中身の方も、理工系大学のサークルでの「こんなバカやってさ」とか「こんなすげぇOBがいてさ」的なエピソードの連続。
「日本の大学に行ってないから私にはよくわからないよ」とちょっと拒絶反応しめしつつ、それでも何度も寝オチしながらも読み進めるうち、いつの間にか没頭してました。


女子がほとんどいない工大の機械制御研究部というサークルでの、新入生勧誘から学祭、追いコン(←この響きすらなつかしいw)と1年間のエピソード。
爆弾作りが趣味の部長・上野を軸に、新入部員たちの奮闘が各章で語られていくわけなんだけど、各章末にサークルでの思い出語りをする男と、それを楽し気に聞く女の会話があって、「ええっ、このカップルの男は誰なの!?」というワクワクが、最後の最後に明かさる。
最後の数ページで、大人目線でホロリとさせられたので星ひとつプラスしました。

理系だった方々はきっと楽しめるはず。
大学生って特別な期間だよね。
まるで人生の夏休み。
伊坂幸太郎の『砂漠』を連想しました。


★★★★☆


>>続きは、読みながら思い出してたこと




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『三匹のおっさん』有川 浩  

三匹のおっさん三匹のおっさん
(2009/03/13)
有川 浩

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内容(「BOOK」データベースより)
「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。



ストーリーは、自宅で剣道道場も営むサラリーマンのキヨが定年退職し、傘下のゲームセンターに経理として再就職したところから始まる。
仕事一辺倒だった頃には気づかなかった、身近にはびこる犯罪に気づいたキヨが、昔は悪ガキと呼ばれた幼馴染にもちかけて、自警団を結成する。
メンツは、経営する居酒屋を息子に譲ったばかりの柔道家・シゲ、殺傷能力もありそうな武器を自作するノリの3人だ。




『図書館戦争』シリーズや“自衛隊3部作”で知られる有川さんの最新作は、正義の味方の“アラ還”(around 還暦)3人組。
有川さんといえば、戦う人のカッコイイ話か、ベタ甘ロマンスの印象なので、「え?なんでおっさんが主人公?」と疑問に思いましたら、あとがきで“おっさん萌え”であることが判明(笑)


……決して説教臭くなく、叡智、というよりは武力でワルモノを成敗するおっさんたちが爽快。
滑り出しの文章はいくぶんぎこちないように感じたけど、すぐに有川さんの本領発揮。
ハメをはずしぎみで暴れる3人の描写となると、筆のノリがいいみたいです(笑)
3人が戦う相手は、痴漢(とはいっても、やってることはレイプ)や、主婦やお年寄りをターゲットにした詐欺、動物虐待など、どこの町でも起きていて、弱者を狙った許せない犯罪ばかり。
コミカルなキャラと軽い文体で書かれているが、著者のメッセージは重いもの。

同時に描かれる、二世帯住宅のキヨ家の嫁姑問題や、高校生の孫・祐希との距離感、また、早くに母を亡くしたために家事一切を引き受けるノリの高校生の娘・早苗のせつなさなど、おっさんたちの家族が抱える小さな問題(=読者の誰もが共感できそうなこと)も、作品に落ち着きと深みを加えていると思う。
特に、高校生の祐希と早苗のじれったい恋愛ストーリーがいい。
キヨと祐希がだんだん距離を縮めていく様子も、シゲ夫婦のエピソードにも温かい気持ちにさせられて、とにかくいろんな角度から楽しめた一冊だった。

絵本のような表紙と扉絵にはだいぶ戸惑ったが、読み終わってみればすごくマッチしてると思えてしまうから不思議。
第二話の最後にあるイラスト、『エレクトリカル・パレード発動1秒前』は最高(笑)


……それにしても、シゲの居酒屋の名前が『酔いどれ鯨』って……(笑)
(有川語では、『鯨=潜水艦』なのです)

シリーズ化されるといいなぁ。
祐希と早苗をメインにしたスピンオフも希望♪



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『クジラの彼』有川 浩  

クジラの彼クジラの彼
(2007/02)
有川 浩

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出版社/著者からの内容紹介
「沈む」んじゃなくて「潜る」。潜水艦とクジラと同じだから。
人数あわせのために合コンに呼ばれた聡子。そこで出会った冬原は潜水艦乗りだった。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんな彼とのレンアイには、いつも大きな海が横たわる。恋愛小説作品集。



読後にズッシリ放心状態になるような作品が大好物ですが、さすがに数冊連続すると、軽く読める良作やホンワカするものが読みたくなりますね。
ここのところ私生活でもちょっと疲れていたので、癒しを求めて手にした有川浩さん。
一部は再読です。


著者本人が『活字でベタ甘ラブロマ』と評する、自衛隊が舞台の恋愛短編集。
収録された6本のうち3本が、長編からのスピンアウトという形を取っていて、有川ファンにはたまらない1冊です。
以下、簡単にあらすじ紹介。

【クジラの彼】合コンで出会った史上まれに見る高物件の彼は、次にいつ会えるかわからない潜水艦乗りだった。

【ロールアウト】果てしなく続く長い通路にならぶトイレをめぐり、彼女の戦いが始まった。

【国防レンアイ】生意気で居丈高なクセにめちゃくちゃかわいい彼女とは、腐れ縁8年の単なる同期なのだが。

【有能な彼女】素敵すぎる彼女と、今ひとつ自信のない俺。さらに年の差が気になってなかなか結婚をきりだせなくて。

【脱柵エレジー】純情は悲壮? 滑稽? あるいは迷惑!? あのフェンスを越えれば、彼女に会える! はずだった。

【ファイターパイロットの君】強くて、きれいで、凶悪にかわいい君を僕はどうやって守っていったらいいんだろう

(表紙カバーより)



有川さんの長編に登場する素敵なカップルたちのその後が読みたくて買った本作。
じつはスピンアウト作品の3本は書店で立ち読みして購入し、そのまま寝かしてありました。
なのでやっぱりどの作品が好きかと聞かれれば、その3本ですかね。

『クジラの彼』は、長編『海の底』で閉じ込められた潜水艦で活躍する2人の海自自衛官のうちの一人、穏やかな方の冬原さんのナレソメの話。
昔いっとき自衛隊潜水艦の事故がニュースになったり、私もコミック『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ)を夢中になって読んだ時期もあったのに、あの潜水艦が何ヵ月も寄港せずに航行していることや、その中には独身の若者も乗り込んでいるという現実に、まったく気づきませんでした。
そうですよね。
彼らにだって青春や恋愛はあるんですもの!

『有能な彼女』は、同じく『海の底』で冬原とコンビの夏木の“その後”。
『海の底』のラストでは、ビックリするやらキュンキュンするやらの終わり方でしたからね、その先が気になってしょうがない。
ましてやツンデレ(?)の夏木は、めっちゃ私の好みですから!
潜水艦の中ではあんなに怖かった夏木も、陸に上がって愛しい彼女の前だと、じれったいほどのヘタレぶりで、そのギャップがいい。
彼女の方も、うーんと面倒くさい、でも一途な女に描かれていて、それがまた可愛い。

『ファイターパイロットの君』は、これもまたお薦めの長編SF『空の中』に登場する女性F-15パイロットの光稀と、航空機開発技師の高巳の結婚生活のお話。
(結婚したんだね。ヨカッタ、ヨカッタ^^)
こちらでは、遠く離れた駐屯地で飛ぶための訓練を続けるママ・光稀と、世間の心ない風当たりから彼女を守りたいパパ・高巳、そして幼いながらに働く両親を理解しようとする娘・茜の絆が泣けます。

スピンアウトもの以外では『国防レンアイ』が好き。
女を外見だけでなく、人としての生き様で好きになってくれるような人に私も出会いたかったー!
(でももう手遅れw)

どの作品にも、「きゃーっ!」と叫びながら、本を胸に抱きしめてゴロンゴロンしたくなるようなキメ台詞が出てきます。
長編を読んでいなくても楽しめると思いますよ。
普段は恋愛小説はほとんど読みませんが、『図書館戦争』の別冊といい、有川さんの“ベタ甘”は大好きです。
文体はラノベに近いですが、すごくリアリティがあって等身大な気がするので(SFが多いので、設定や背景は別として)。


今回も有川さんには両手放しで楽しませていただきました!
結局私にとっては読書は“お楽しみ”ですから、「うひょひょ~」っとむさぼり読んで、泣いたり笑ったり楽しませてくれる作品がイチバンです。
そういう意味で彼女は私の大好きな作家さんのひとり。



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『別冊 図書館戦争 2』有川 浩  

別冊図書館戦争 2 (2)別冊図書館戦争 2 (2)
(2008/08)
有川 浩

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発売日を待って本屋へダッシュ!

手塚×柴崎や小牧×毬江の“その後”を書きつつ、図書隊としてのお仕事も遂行……そんな別冊第2巻です。

したたかな情報屋・柴崎が、手塚の前では少しだけ可愛い女に書かれてて嬉しくなります。


あー、これで本当にこのシリーズ、終わっちゃうのかー。
ハマりにハマって、毎日読んでたし、アニメも見ちゃった。
うん、確かにこれで『図書館戦争』は完結した感があるので、次は新しい作品のほかに、たとえば『海の底』のその後、とかも書いてくれたら嬉しいなぁ。



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『図書館戦争 別冊 1』有川 浩   

別冊図書館戦争 1 (1)別冊図書館戦争 1 (1)
(2008/04)
有川 浩

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タイトルの通り、『別冊』です。
『図書館戦争』のサイドストーリー(?)な恋愛の部分で出来上がった本です。
ベタ甘全開です!大好きです!
“武闘派バカップル”と呼ばれる堂上教官と熱血女性隊員・笠原郁が付き合い始めてからのお話。

恋愛に関しては、郁が普通に乙女で可愛い。
そして、なんといっても堂上教官が格好良くて可愛くて、郁がうらやましくなりますよー。

こういうお話、大好き大好き!



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『図書館革命』有川 浩  

図書館革命図書館革命
(2007/11)
有川 浩

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シリーズ第4弾にして最終巻!?
ええーーーっ、こんなに面白いのに!!


今回は……笠原、頑張ります命がけです、大切な人と図書の未来を守るため!
これまでは短編集のような趣が多かった当シリーズですが、今回は1冊まるまる逃走劇。
ノンストップですよ!!
そしてもちろん、随所にラブストーリーも!!
笠原、よかったね、がんばったね、と何度も涙ホロリ。

こんなに夢中になったシリーズは久しぶりです。



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『図書館危機』有川 浩  

図書館危機図書館危機
(2007/02)
有川 浩

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シリーズ第3弾。

超法規的検閲で本を狩るメディア良化隊を相手に戦う図書隊の奮闘がストーリーの中心なのだけど、なんといってもこのシリーズ、キャラクターたちがとても魅力的で、サブ(メイン?)ストーリー的な恋愛模様からも目が離せません。

今回は笠原が大きく成長。
そして恋愛は、というと……
堂上×笠原、小牧×毬江、手塚×柴崎、さらには弦田×折口の腐れ縁と、気になって仕方ないです。

ああ、面白い!!



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『図書館内乱』有川 浩  

図書館内乱図書館内乱
(2006/09/11)
有川 浩

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(アマゾン『出版社 / 著者からの内容紹介』)
相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!
――図書館の明日はどっちだ!?



---------------


第2巻、といったとこでしょうか。
今回はちょっと短編集の趣。
図書隊内部での相次ぐ問題勃発を書いてます。
メインキャラの笠原だけじゃなく、図書隊員それぞれに降り掛かる事件(?)、裏切り者。

6人の図書隊員が、ますます愛しく思えてきますよ♪
小牧と聴覚障害者である恋人の毬江のお話はホロリとしました。
可愛いなぁ。
また、差別用語を差別用語だと定める基準が差別なんじゃないか、とか、考えさせられました。



★★★★☆


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『図書館戦争』有川 浩  

図書館戦争図書館戦争
(2006/02)
有川 浩

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(アマゾン『出版社 / 著者からの内容紹介』)
───公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。
超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ!
敵は合法国家機関。
相手にとって不足なし。
正義の味方、図書館を駆ける!


---------------


この作家さん、文章ははっきり言ってライトノベルかもしれません。
台詞の中で音引きが多かったり、完全に今時の口語調だったり。
でもそんなことは気にならないほどアイデアがいいし、なんといっても、武器などに関する専門知識が豊富でありながら、うっとおしいほどはひけらかさないのがいいですね(ほら、よくハードボイルドや軍事もの小説だと、こっちも知ってる前提で専門用語の羅列だったりしますから)
逆に、本当に今時の若者の口語なので(カギカッコの中、ね)、リアルだと思いました。

図書館戦争……読む前にあらすじだけ読んで、「なにをそんな大袈裟な」って思ったんですけど、読んでみると「こういう未来もありえる(ありえた)かもしれないな」と。


それにしても、この作家さんの書くツンデレキャラはどうしてこんなにカッコよくて可愛いんだろう(笑)



★★★★☆


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『海の底』有川 浩  

海の底海の底
(2005/06)
有川 浩

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(アマゾン「BOOK」データベースより)
横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女の運命は!?海の底から来た『奴ら』から、横須賀を守れるか―。



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昔から、エビやカニが怖かったんですよ。
もちろん食べるのは大好きなんですが、頭、というか、目が付いた状態でテーブルに上がってくると、目を合わせないように必死です。

『空の中』が面白かったので、続いて読んだ『海の底』。
今回もアリエナイ生物に襲われる人間。
そして『空の中』が空自のお話なら、こちらは海自のお話。
潜水艦という閉鎖空間で、若い自衛隊員と逃げ込んだ子供たちのサバイバル。
うーん、やっぱりこういう設定がライトノベル? と思ってしまうのだけど、登場人物のキャラが魅力的で引き込まれます。
夏木隊員がカッコイイです!
そして、冬原隊員のラブストーリーは『クジラの彼』にあるそうなので、こちらも読まなくちゃ!

『空の中』でもそうだったんですが、今回も最後に後日談というか、数年後のお話があって、それがまたすごくよかったです。
SFラブストーリーですね♪



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