■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『流星の絆』東野 圭吾  

流星の絆流星の絆
(2008/03/05)
東野 圭吾

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内容紹介
惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

「この小説は私が書いたのではない。登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾

息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト。すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰

第43回新風賞受賞



獅子座流星群を見るために、洋食屋を営む両親の目を盗んで深夜に家を抜け出そうとした小6の兄・功一と小4の弟・泰輔は、小1の妹・静奈に見つかってしまい、せがまれるまま、仕方なく3人で出かけた。
2時間ほどたって家に戻ると、両親が居間で刺殺されており、裏口から飛び出した人物の顔を、泰輔だけが目撃していた。
それから十数年後。
両親を失い施設で育った3人は、功一が計画を立て、静奈と泰輔が男を騙して金を巻き上げるという詐欺で生活をしている。
両親殺害の時効も迫ったある日、功一が次のターゲットとして選んだ男・戸神は、都下にチェーン展開する洋食店の2代目だった。
仕事一筋で女っけがなく、金には不自由していなさそうな戸神に、聡明で育ちの良い女子大生を装った静奈が近づく。
ところが、ひょんなことで戸神の父親を目にした泰輔が、両親が殺された夜に裏口から逃げて行ったのはあの男だ、と功一に打ち明ける。
自分たちの稼業が露見するのを怖れ、警察に通報することもできない兄妹は、捜査の手が戸神に向けられるよう、誘導工作をするが――。



「これは泣けるよ!」と友人に薦められて読んでみました。

たまたま家にいなかったために生き残った子供たちが、殺されてしまった両親の敵を打とうと、固い絆で結ばれて生きていく……という設定がすごくよくて、それだけで子を持つ親としてはウルッときますね。
でも、もっともっと、子供たちの心情を深く描いて欲しかったなぁ。
きっと彼らは、生き残ってよかったとは思ってないですよね。
だって、小さすぎるもの。
「自分たちも両親と一緒に殺された方がよかった」って、きっと何度も思ったんだろうなぁ。
そんなことは作品中にはひと言も書いてないけど、特に一番下の静奈なんて、殺人犯への憎しみよりも、親を求める気持ちの方が強かったんだろうな、と想像して辛くなりました。
でも、施設でのエピソードなどがもっと書き込まれていると、もっと濃いストーリーになったんじゃないかな。
いっそ、上下巻の長さでもいいくらい。

やっていることは犯罪だけれど、兄妹3人で寄り添って、3人だけを信じ合って生きてる姿がいじらしくて、キャラクターとしても大好き。
だから、詐欺がうまくいくとこちらまで嬉しくなるし、幸せになって欲しいなぁと応援するような気持ちで読んでいました。
対照的な性格ながら、お互いを認め合ってる功一と泰輔の兄弟と、彼らが絶対に守りたい血の繋がらない妹の静奈。
特に泰輔は静奈のことが、妹ではなく女として好きなんじゃないか、などと妄想したくなる台詞にドキドキしました。

静奈が戸神を好きになったこと自体は、物語の展開にはあまり関係なさそうな気がするけど……だんだん深まっていく静奈の想いや、女慣れしてない戸神のじれったさには共感できます。
ミステリとしては……うーん、どうかな。
いまひとつ?
展開の意外性はあったけど、犯人の動機に深みがないというか、なんというか。
犯人の心理も、もっともっと書き込んでくれたらよかったのに。
設定がドラマチックだっただけに、少し残念。


そういえば、ドラマ化されてたんですね。
知りませんでした。
写真だけ見てると、錦戸亮くんが長男・功一のイメージなんですが、二宮和也くんだそうです。
兄に守られた末っ子の静奈役は、戸田恵梨香ちゃんでピッタリですね。
ドラマ、見たかったなー。



ドラマ『流星の絆』



★★★★☆




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『容疑者Xの献身』東野 圭吾  

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長編、直木賞受賞作。(表4より)



「ガリレオシリーズはもうおなかいっぱい……」と思いながら、せっかくこのミス1位本が文庫になったので、前回の帰国時に買ってきました。

犯人は最初からわかっていても、どんなトリックだったのかが最後まで明かされずに引っ張られました。
アリバイ崩しの攻防が思わぬところへ行き着き、ちょっとびっくり。
でも、これを純愛と言ってしまっていいのかなぁ。
靖子さんへの愛情はきっと、常人には真似できないほど深いのでしょうけど。
ネタバレになるので書きませんが、靖子さんには、ストーリーには書かれていないもうひとつの選択肢を取ってほしかったなぁ。
そうしたら報われるのに……なんてね。
(追記あり)




★★★★☆


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『予知夢』東野 圭吾  

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
(2003/08)
東野 圭吾

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本書は「探偵ガリレオ」シリーズ2作目。帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集である。
素封家の屋敷に侵入者があった。犯人は27歳の青年。2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。夢に現れた少女が現実に存在するとは? 予知夢はあるのか?
ロマンチックにも感じられる第1章「夢想る(ゆめみる)」をはじめ、「霊視る(みえる)」「騒霊ぐ(さわぐ)」「絞殺る(しめる)」「予知る(しる)」の、全5作が収録されている。軽快な文章の中に凝縮された、オカルチックな題材と巧妙なトリック、明晰な推理と確固たる論理。本書はたぐい稀なるストーリーテラーである著者の技を堪能できる作品といえよう。(アマゾンより)



『探偵ガリレオ』シリーズの2作目。

今回も短編集。
一見心霊現象や超常現象のような事件に、じつはきちんと物理的トリックがある、というもの。
科学トリックだけだった前作に較べると新鮮味に欠けるし、まぁ、ありがちな話で、しかも短編なので、どれも物足りない感じです。


★★★☆☆


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『探偵ガリレオ』東野 圭吾  

探偵ガリレオ (文春文庫)探偵ガリレオ (文春文庫)
(2002/02/10)
東野 圭吾

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突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。 (「BOOK」データベースより)



偶然あり必然あり、事件のトリックや鍵がどれも科学現象というミステリで、私にとっては新鮮でした。
一話一話がとても短いのだけれど、どれも上手くまとめられているなぁと思いました。

様々なカラーで、膨大な量のベストセラーを生み出している作家さんですが、読むのはじつはこれが2冊目。
初めて読んだ作品がつまらなかったので、10年以上もずっと遠ざけていました。
でもこの作品で、また読もうかなーという気持ちにさせられました。

ちなみにドラマは観たことがないので、比較できません。


★★★★☆


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