■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『空港にて』村上 龍  

空港にて (文春文庫)空港にて (文春文庫)
(2005/05)
村上 龍

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(アマゾン「BOOK」データベースより)
コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、クリスマス、駅前、空港―。日本のどこにでもある場所を舞台に、時間を凝縮させた手法を使って、他人と共有できない個別の希望を描いた短編小説集。村上龍が三十年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた」という「空港にて」の他、日本文学史に刻まれるべき全八編。


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久しぶりに読んだ村上龍。

「留学のために海外に出て行く人物を主人公にした」とあとがきにありますが、全部が全部留学というわけではありません。
むしろ留学というよりも、毎日の閉塞感の中でもがく人々が、思い切って新しい世界へ脱出しようと気持ちを切り替える……そんな瞬間が描かれた前向きなお話ばかりだと思いました。

『駅前にて』の「どこにも出かけようとしない人間が嫌いなだけだ」の一節に共感。
ここでいう「出かける」は、実際に外に出ることだけじゃなくて、精神的なことも含まれていると思う
私たちが普通に生活していれば、毎日何かしら外に出るわけだけど、心が外に向いていないんじゃだめだ。
また逆に、家から一歩も出られなくても、精神が外に向かっていれば、その人は成長し続けると思う。

本の最後に収録された表題の作品、『空港にて』は現代のシンデレラストーリー。
大きな希望をもらいました。



★★★★☆


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