■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『砂の女』安部公房  

砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)
(1981/02)
安部 公房

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【あらすじ】
日常に疲れた男が昆虫採集に出かけた海岸で、砂に埋もれかけたあばら屋に閉じ込められる。
終わりのない砂かきを続けながら、あの手この手で逃亡を企てる男と、引き止めてようとする女、そして逃亡を妨害する部落の人々。
しかし、いつしか男は……。

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海外で非常に評価の高い安部公房の代表作。
「どうしてこんな表現が思いつくの!?」とハッとさせられる、それでいて的確な比喩や描写が溢れています。

冒頭からあり得ない話だとわかっているのに、ミステリのようなSFのような、昔の筒井康隆作品のようなパラレルともいえる不思議な世界に引き込まれ、一気に読んでしまいます。
ですが、文学作品なので、そこに込められたものは深く大きく、私ごときではうまく語れませんので多くの人にぜひ読んでいただきたいです。

1962年に発表されたこの作品は、主人公の男性が家庭や日常生活に埋もれていき、やがて野心をどこかに置き忘れたことすら忘れてしまうごく普通の男性のように私には思えましたが、2008年の現代では、この姿は女性にも(女性にこそ?)当てはめられるような気がします。
実際、私自身も、埋もれそうでもがき続けて、でも心の片隅で「まぁ、しょうがないか」と諦めかけてるんだなぁ、と。
共感しました。


★★★★★


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