■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『腐女子彼女。パート2』ぺんたぶ  


腐女子彼女。パート2腐女子彼女。パート2
(2007/08/01)
ぺんたぶ

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内容(「BOOK」データベースより)
僕の彼女は、「腐女子」です。アニメやマンガが大好きで、とても詳しいです。いわゆる「オタク」という感じでしょうか。そして―。ここが「腐女子」としての大きな特徴になる訳ですが。男キャラと男キャラの恋愛に、―全力で萌えます。本書は、そんな彼女との日常を綴ったブログになります。気になる二人の恋の行方は!?ついに完結か!?前作『腐女子彼女。』の続編。



人気ブログから書籍化された『腐女子彼女』の続編。
著者の恋人であるY子のオタクっぷり(腐女子っぷり)に驚き、著者に少しは同情しつつも笑わせてもらった前作に比べると現実的?
というか、腐女子ネタよりも、普通の(?)恋人同士の普通の(?)エピソードが多かったです。
これを単なるノロケと取るかどうかは置いといて……

正直いってうらやましい(笑)
ぺんたぶはいい彼氏だよ。
うん。

お似合いの仲良しカップルのやりとりになごみました。
そうそう。
この『パート2』の表紙をよく見ると……
薬指にキラリ(^^)
いいですね~うらやまし~(←こればっかw)


★★★★☆




腐女子彼女。腐女子彼女。
(2006/12/08)
ぺんたぶ

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thread: こんな本を読んだ - janre: 本・雑誌

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『生協の白石さん』白石 昌則、東京農工大学の学生の皆さん  

生協の白石さん生協の白石さん
(2005/11/03)
白石 昌則東京農工大学の学生の皆さん

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出版社 / 著者からの内容紹介
東京の西に、なんでも答えてくれる人がいる。心温まる、人と人とのコミュニケーション「生協の白石さん」単行本になって登場!!

東京の西、多摩地区にある東京農工大学。この学校の生協で働く職員、白石さんが今各メディアの注目を集めています。『一言カード』という質問、要望コーナーで行われる楽しいコミュニケーション。どんな問いでも一生懸命に答えてくれる白石さんの姿は共感を呼び、白石さんはとんでもない人気者になってしまいました。この白石さんと学生たちのやりとりの記録が満を持して本になります。本には厳選された「一言カード」と、白石さん自身による解説が収録。単行本『生協の白石さん』、お見逃しなく。



いっとき大変話題になっていた本。
パラパラとめくると、文字は大きいし余白は多いしで、なんだか買うのがもったいなくなるような本ですが、読んでみてよかったです。

内容は、大学生協に寄せられるお客さんの“声”に返された、ウィットに富んだレスポンス集。
ただユーモラスなだけではなくて、スパイスの効いたなかなか深いものも。
感心したのは、このマメで面白いお返事のせいですっかり“人気者”になってしまった白石さんだけれど、本業を決してわすれていないところ。
学生たちの無理難題とも思える『ひと言カード』にも、ほとんどの場合生協商品に結びつけた回答で見事な切り返しです。



私のお気に入りはコレ。

Q:愛は売っていないのですか…?
[所属] --- [お名前] 地中海性気候

A:どうやら、愛は非売品のようです。
もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠かと思われます。
くれぐれもご注意下さい。
[担当] 白石






★★★★☆





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『腐女子彼女。』ぺんたぶ  

腐女子彼女。腐女子彼女。
(2006/12/08)
ぺんたぶ

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内容紹介
見た目は美人系、実は腐女子(しかもかなりの!!)Y子と、
いたって普通の大学生だった僕の日常。
彼女のオタクな趣味に振り回されながら、日々戦い、翻弄され、
時にラブラブな僕の人生は、いったいどこに向かっているのか......。

オタク女子と非オタク男子の恋愛ノンフィクション。
話題のブログが待望の書籍化!



当ブログ内のどこにカテゴライズしようかと、非常に悩みました!
一度は『官能/BL』ってとこに入れてみたんですが、アマゾンの内容紹介で『恋愛ノンフィクション』とあったので、素直に『ノンフィクション』ってことで(笑)


ぺんたぶ氏のブログからの抜粋&書籍化。
じつはこの方のブログが面白くてですねぇ、時々読ませていただいていたんです。
なので、この本も実質的には再読ということになるんですが、それでも楽しかったです。
腐女子である年上彼女のもつ“異世界”に翻弄されながらも、受け入れるしか選択肢のない彼氏(ぺんたぶ氏)の自虐的とも言える文章が笑えます。
笑えるんですが、彼女が決してイヤな子に思えないから、そこがまた筆者の愛情なんですねー。

ブログを読みながらいつも思っていたことなんですが、この彼女も可愛いけれど、ぺんたぶ氏が彼氏として最高にイイ男だなーって。
だって、相方のちょっと変わった趣味も言動も、否定しないで受け止めてるでしょ?
なんか、カップルとしてうらやましいなぁ、と思いながら読んでました。

腐女子な彼女と強調してますが、内容的には腐女子な話題よりも、彼女のオタクっぷりをネタにした話題が多いと思います。
たとえば、『赤は3倍速い』とか、めちゃくちゃウケました。
(そこでウケる私もどうかと……)

「なんだかんだ言ってもラブラブじゃーん、幸せじゃーん」と、軽く読めて、笑って、ちょっぴり幸せになれる本でした。




★★★★☆




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『モーターサイクル・ダイアリーズ』エルネスト・チェ・ゲバラ  

モーターサイクル・ダイアリーズ (角川文庫)モーターサイクル・ダイアリーズ (角川文庫)
(2004/09)
エルネスト・チェ ゲバラ

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内容(「BOOK」データベースより)
二十三歳の医学生エルネストは、親友アルベルトと共に中古のバイクに乗って南米大陸縦断の旅に出る。金も泊まるあてもなく、喘ぐバイクでアンデスを超え、船倉に隠れて密航し、いかだでアマゾン川を下る。様々な出会いと別れ、そして初めて目にする過酷な現実。この旅の記憶が、エルネストの運命を変えた―。青年ゲバラが綴った真実の記録。



以前読んだ戸井十月著『チェ・ゲバラの遥かな旅』は、言ってみれば戸井氏が編集した、親友とオートバイで旅に出る医学生・エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナが、革命家・エルネスト・チェ・ゲバラとして生涯を閉じるまでの半生の“サマリー”だったけれど、こちらはゲバラ本人が書いたカストロと出会う前の、ゲリラとして戦闘に身を投じる前の、恵まれた家庭で育ち世間知らずで好奇心旺盛なボンボン学生(1950年代前半のアルゼンチンにおいては)の、行き当たりばったりな旅の記録です。

『日記』というタイトルになってはいますが、本文中に日付はないので、旅が終わってから記憶に頼って印象的な部分だけを抜き書きした回顧録のようなものだと思われます(死後、ゲバラの娘によって発見され、出版に至った)。

少し年上の親友・アルベルト(当時すでに大学は卒業して、医師免許も取得していた)と、「とにかくアメリカに行ってみないか?」と綿密な計画も立てずに、オンボロバイクにタンデムしてアルゼンチンのコルドバから一旦大西洋を望み、チリをひたすら北上していく。
途中、さまざまな人々との出会いや、初めて見る風景などに感動したり憤ったり。
それまで考えたこともなかったことを考えさせられたり。
特に、先住民族であるインディオたちが差別を受ける理不尽さや、社会主義に生きる人々の悲しいまでのひたむきさには多くの行数が割かれ、目からウロコだったんだろうなぁと想像させられました。

旅の後半は、オートバイが修理不可能なほど壊れてしまったため、ヒッチハイクや貨物船に紛れ込んだりして旅を続けます。
お金が尽きればバイトし、出会った人に食事や一夜の宿をすがって、時には恩返しをしたり逃げ出したり。
けれど、自分たちの生活でいっぱいいっぱいな、決して裕福とはいえないチリの人々の“客人はとにかく歓迎する”といった温情も、国境を越えればガラリと変わってしまうのが印象的でした。
文章はインテリな若者らしく気取ったところもあるけれど、なかなか文学的で上手です。



★★★★☆



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↓追記は読みながら思い出した個人的なこと
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『2時間でまるわかり!世界の情勢地図―何が起きてる?これからどうなる? 』ワールド・リサーチ・ネット編  

2時間でまるわかり!世界の情勢地図―何が起きてる?これからどうなる? (青春文庫 (わ-20)) (青春文庫)2時間でまるわかり!世界の情勢地図―何が起きてる?これからどうなる? (青春文庫 (わ-20)) (青春文庫)
(2008/04/09)
ワールド・リサーチ・ネット

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内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ、ロシア、韓国…相次ぐニューリーダーの登場から、緊迫の環境問題まで―日本人が知らないその「舞台裏」にズバリ迫る。



深夜のコンビニで、ビールのついでについ買ってしまいそうな、いわゆる雑学モノ。
池上彰氏の『そうだったのか!』シリーズに似た内容だけれど、ひとつひとつのトピックの解説はもっとはるかに浅くて、それがわかりやすいと呼ぶか、物足りないと呼ぶかは、読者がどこまでの情報をもとめるかによるのでしょう。

私としては、この本がイマイチだと思ったのは、裏事情や思惑の絡み合った国家間の事情を端的にまとめすぎてる点と、データによっては古く感じられるもの多かったから。
ちなみに巻末の参考文献リストを見てみると、池上氏の著作に較べてずっと少ないし、“編集”ということなので、誰かが調べてまとめたものからさらに抜粋しているため、書き手の意見のようなものは抜けてるんですね。
まぁ、暇つぶしにはなりましたが(暇でもないんですけどw)、読みながらちょこちょこと、「あー、それはこういう事情もあったんだよ」とか「もっと新しいデータ、見たことあるよ」などど、補足を入れたくなりました。

しかし、何度も書きますけど、1つのトピックをたった2ページほどでまとめてるライターさん、すごいな!
それから、私が驚いた新発見は、富士山が活火山だってこと!
え? 休火山じゃなかったんですか??
……と、驚いて調べましたら、1990年代までは小学校などで『富士山は休火山』と教えていたそうなんですね(気象庁が『休火山』という区分を廃止したせいもあるそうですが)。




★★★☆☆




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『チェ・ゲバラの遥かな旅』戸井 十月  

チェ・ゲバラの遥かな旅 (集英社文庫)チェ・ゲバラの遥かな旅 (集英社文庫)
(2004/10)
戸井 十月

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内容(「BOOK」データベースより)
フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。殺害された地に立った著者の思いを描く。



大学の歴史の授業で、キューバ危機やキューバ革命の件を読んで、小さな島国ながら常にアメリカに対抗するこの国に興味がわき、夏のブックフェアで平積みになっていた中から手にした本でした。
著者の戸井十月さんとは、戸井さん監督の映画のお仕事を少しさせていただいたことから面識があり、「あれ?戸井さん、こういう本も書いてるんだ」という興味もありました。


内容は、フィデル・カストロとともにキューバ革命を成功させたアルゼンチン人の革命家、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナの半生。
友達と2人でオートバイによる旅を続け(この旅は映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』になっています)、その果てに辿り着いたのが革命前のバチスタ軍に制圧されたキューバでした。

ゲバラの崇拝者とも言える著者によるこの作品の中では、ゲバラは英雄というよりも、悩み迷い、けれど情熱を持ち続ける人間臭い青年で、たびたび母に宛てた手紙の中では、甘える少年のようです。
また、カストロに対して良いイメージがなかった私にとって(アメリカ寄りの報道ばかり見聞きしていればそうなりますよ)、読んでよかったと思える作品でした。


ところで、巻末にある著者のあとがきで、著者自身がオートバイで南米を旅した時のことが書かれているんですが、これがまた楽しい。
正直なところ、本編よりもあとがき(=著者の実経験)の方がイキイキと書かれている感じです。
戸井さんの文章は、オートバイ雑誌などに掲載された旅の記事やコラムなどしか読んだことがなかったので、単行本でも読んでみたいと思いました。


★★★★☆



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『プロパガンダ教本』エドワード・バーネイズ  

プロパガンダ教本プロパガンダ教本
(2007/07/03)
エドワード バーネイズ

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以前、原書で読んだ『Propaganda』を、今回は日本語版で。

割愛されている章もあったので、ちょっと不満です。
原書でも読みやすい英語ですし、薄い本なので、これは原書版を断然オススメしたいなぁ。
80年近く翻訳されてなかった名著が日本語で読めるようになったことは評価するけど。



★★★★☆



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『そうだったのか!現代史 (パート2)』池上 彰  

そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))
(2008/06)
池上 彰

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出版社 / 著者からの内容紹介
ポスト9・11。テロの時代のニュースがわかる
アメリカはなぜイラク攻撃を強行したのか。北朝鮮は何を望んでいるのか。9・11以降、世界が注目する国や地域の現代史をわかりやすく解説。大好評「そうだったのか!」シリーズ文庫化第2弾。



前作よりももっと、アジア~中東の民族紛争に特にスポットを当てています。
復習のように前作と重複する箇所もありますが、私にとってはかえってそれが親切に感じられました。

今作で特に印象に残ったのは、第6~8章の核戦争に関わる部分。
今年の夏休みには、子供たちをどうしても広島に連れて行きたくて一時帰国したばかりでしたので(アメリカの学校では、ときどき「ヒロシマとナガサキへの原爆投下は戦争を終わらせるために必要だった」と教えるらしいんです)、どんな政治的背景があって原爆が開発されたのか興味がありました。
そして1986年のチェルノブイリ原発事故。
この時は私はすでに働いていましたので、職場の白黒TVで固唾をのんでニュースを見ていた覚えがあります。
その後も気になって、特集番組など機会があれば見るようにしていたのですが、最近の様子はまったく知らずにおりました。
ロシアはまだまだたくさんのことを秘密にしてるんですね。


 地下核実験を成功させたインド政府は、「平和目的の核爆発」の実験に成功したと発表しました。
「平和目的の核爆発」とは何か。核爆発を利用して土木工事でもしようというのでしょうか。「平和目的」と言いながら、核兵器の開発を進めたのです。(第6章より)


著者の怒りが伝わってきます。

 その後、事故の概要が伝わるようになると、今度は「放射能対策には、ウオッカを飲めばいい」という噂が広がります。危険地帯から避難するのではなく、ウオッカを飲んで気を紛らわせる人たちが多かったのです。(第8章より)


こういった信じられない現実が、20年もたって明らかになってきました。


それから、カシミール地方でわざわざニュースにならないほど日常的に銃撃戦が行なわれている、とか、ティモールでの紛争などもまったく知らずにいました。
恥ずかしいと同時に、ここでこの2冊の本に出会えて本当によかったと思います。

もくじ

1:誰がフセインを育てたか
  イラクが軍事大国になるまで
2:アフガニスタンが戦場になった
  ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
3:パレスチナの大地は再び血塗られた
4:「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか
  チェチェンの人々
5:北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
6:南アジアは核戦争の恐怖に怯えた
  インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
7:核兵器の拡散
  続く戦後世界
8:放射能の大地が残った
  チェルノブイリの悲劇
9:「花の髪飾り」の抵抗
  アウン・サン・スー・チー
10:二一世紀最初の国が誕生した
  東ティモール独立




★★★★★

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池上さんのこのシリーズは、ほかにもいろいろ出ているので、日本から取り寄せてでも読んでみたいですね。

そうだったのか!アメリカそうだったのか!アメリカ
(2005/10)
池上 彰

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そうだったのか!中国そうだったのか!中国
(2007/06)
池上 彰

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そうだったのか!日本現代史そうだったのか!日本現代史
(2001/11)
池上 彰

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『そうだったのか! 現代史』池上 彰  

そうだったのか!現代史 (集英社文庫 い 44-2)そうだったのか!現代史 (集英社文庫 い 44-2)
(2007/03)
池上 彰

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出版社/著者からの内容紹介
全日本人必読! 世界がわかるための基礎知識。
民族紛争、テロ、領土問題など、激動する世界を理解するためには、少し前の時代を正確に知ることが必要だ。現在の動向に合わせ、単行本版に加筆。豊富なビジュアルとやさしい解説で現代史がわかる!



「NHK『週刊こどもニュース』のおとうさんだったニュースキャスターさん」と思い浮かぶジャーナリスト、池上彰さん。
優しそうな童顔が可愛らしくて、じつは以前から大好きだったんです。
この本が第一弾となる『そうだったのか!』シリーズを執筆されてらしたことは全く知らず、たまたま書店で「あ、“おとうさん”だ」と手にしたのがこの本でした。


第二次世界大戦以降の世界情勢や、歴史を変えた背景などが、政治や歴史にまったく興味のなかった私でも理解できるような易しい言葉で、じつに簡潔にまとめられています。
本当に、無駄な文章はひとつもないくらい。
専門家にありがちな“上から目線”ではなくて、『週刊こどもニュース』のおとうさんそのままの語り口で解説してくれているので、こちらも一語一語きちんと消化したくて、たっぷり時間をかけて読みました。


ええ、私もベルリンの壁が東西ドイツの国境にあったとばかり思っていました。
台湾人の友達がみな中国人を嫌っている理由もこの本で初めて知りました。
どういった経緯でソ連がロシアになったのか、東欧の国境はなぜ年がら年中変わるのか、中東はなぜいつも血を流しているのか、などなど。
私はベトナム戦争をリアルタイムで毎晩のニュースで見ていた年代なのに、あれは米ソの冷戦の代理戦争だったってことすら知らなかった自分が恥ずかしいです。

これはたくさんの人におすすめしたい本です。
受験生や新社会人はもちろん、ただなんとなく毎日のニュースを聞き流してるすべての人へ。


もくじ

1:冷戦が終わった起きた「湾岸戦争」
2:冷戦が始まった
3:ドイツが東西に分割された
4:ソ連国内で信じられないことが スターリン批判
5:中国と台湾はなぜ対立する?
6:同じ民族が殺し合った朝鮮戦争
7:イスラエルが生まれ、戦争が始まった
8:世界は核戦争の縁に立ったキューバ危機
9:「文化大革命」という壮大な権力闘争
10:アジアの泥沼 ベトナム戦争
11:ポル・ポトという悪夢
12:「ソ連」という国がなくなった
13:「電波」が国境を越えた!「ベルリンの壁」崩壊
14:天安門広場が血に染まった
15:お金が「商品」になった
16:石油が「武器」になった
17:「ひとつのヨーロッパ」への夢
18:冷戦が終わって始まった戦争 旧ユーゴ紛争



現在は『そうだったのか!現代史 パート2』を読んでいます。
このシリーズが続いて文庫化されることを激しく希望!


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『めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』横田 早紀江  

めぐみ、お母さんがきっと助けてあげるめぐみ、お母さんがきっと助けてあげる
(1999/11)
横田 早紀江

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1977年、13歳の時に失踪した横田めぐみさんのお母さんによる、20年間の手記。
長い間、家出か自殺か誘拐かと捜索が続けられていましたが、今となっては北朝鮮による拉致であることが判明しています。
(この本は1999年に書かれているため、その後日本に奪還された蓮池薫さんらは、めぐみさん同様、北朝鮮にいる生死不明の拉致被害者として書かれています)

北朝鮮については、日本ではなく北朝鮮が敵対視するアメリカに住んでいる身として、また、日頃から“よりよい教育と暮らしを求めてアメリカで暮らしている韓国人”のお友達と仲良くしているので、いろいろ思うところがあるのですが、あえてここではブックレビューのみということで。



読む前から、子供を奪い取られた母親の手記ということで涙するのは覚悟していましたが、気の狂わんばかりの著者の悲嘆や憤りが、同じ13歳の娘をもつ身として痛すぎて、実際に涙が溢れたのは最後の月刊『現代コリア』(2007年11月終刊)の元編集長・西岡力氏による『解説』を読んでいる時でした。

めぐみさんのお母さん、感情的すぎず、泣き言にせず、よくこれほど辛い経験を力強く整然と書かれたと感心します。
以前読んだジェンキンス氏の『告白』は“北朝鮮に閉じ込められたアメリカ人”の手記でしたが、違う立場で……言ってみれば内側と外側という視点で、続けて読みたかったな、と思いました。
また、この本の中で何度も触れられている元北朝鮮工作員・安明進氏による手記『北朝鮮拉致工作員』も読んでおきたいです。

あ、この本を読んでふと思いつき、過去の大韓航空機がらみの事故を調べてゾッとしました。
運賃が安く、機内食も美味しいので、帰国時には利用したこともあったのですが……今後乗ることはないと思います。


★★★★☆


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