■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『告白』チャールズ・R・ジェンキンス  

告白 (角川文庫)告白 (角川文庫)
(2006/09/22)
チャールズ・R・ジェンキンス

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念願叶ってやっと入手&読了(一時帰国した友達に買ってきてもらいました)。

この本は、ジェンキンス氏による“北朝鮮告発”ではなく、あくまでも氏の個人的な半生が綴られていると私は受け止めています。
確かに、この本で初めて知った北朝鮮の現実もありますが、それでもベースになっているのは、ありふれた未熟な若者だった脱走兵、そして一人の日本人女性を心から愛したジェンキンス氏の姿です。

国家としての北朝鮮の傍若無人ぶりに改めて呆れるよりも、一人の男性として父として、ひとみさんや子供たちを守り続けた深い愛に感動しました。
翻訳せずに英語のままアメリカでも出版してほしいです。

★★★★★


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『チェルノブイリの少年たち』広瀬 隆  

チェルノブイリの少年たち (新潮文庫)チェルノブイリの少年たち (新潮文庫)
(1990/03)
広瀬 隆

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広瀬隆氏といえば、原発に反対するノンフィクション作家として、『危険な話』が有名ですね。
この『チェルノブイリの少年たち』は、1986年に当時のソビエト連邦で起きた原子力発電所の火災事故をもとに書かれた『ドキュメント・ノベル』となってまして、登場人物たちは著者の想像によるものです。

事故当時私は出版社で働いていまして、とんでもない事故が起きてしまったことは長い間編集部でも話題になっていました。
あれから20年がたち、チェルノブイリの名前を耳にすることはなくなりましたが、あのニュースを聞いた時の恐怖はいまでも私の胸に残り、現場のその後はいつも気になってはいました。そして今更ながら手にしたこの本。

ノンフィクションと思いつつ期待して手にしたものの、新たな情報などは得られずに残念。それと文章力が今ひとつで、満足度は星3つとなりました。
もっと独自の調査やデータが欲しいところ。

ともあれ、この事故を風化させず、教訓として後世に残すには、このようなノベルという読みやすい形のものも必要かも。


★★★☆☆

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『狗神』坂東 真砂子  

狗神 (角川文庫)狗神 (角川文庫)
(1996/12)
坂東 真砂子

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伝奇モノや、横溝正史の世界のような、家系や血筋のどろどろした話って好きなんですけど……これはちょっとつまらなかったな。
先が読め過ぎ。
主人公は私と同じ年なのに、なんだかとっても幼く思えてしまった。文章力の問題?
それともうひとつ。
随所に出て来る胎児の幽霊(?)の描写なんですが、現実味に欠ける。実物の臍帯を著者は見たことがないんだろうなぁ。
あれは赤ではなくて紫がかった青だよ。

恋愛の部分が青臭くて、読んでいて気恥ずかしくなる(ごめん)。


★☆☆☆☆


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『東電OL殺人事件』佐野 眞一  

東電OL殺人事件 (新潮文庫)東電OL殺人事件 (新潮文庫)
(2003/08)
佐野 眞一

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この事件が起きた時、私はまだ日本で暮らしていたのですが、なぜか事件の詳細を知らずに、「不法滞在の外国人が犯人だった」と、自分の中で完結させておりました。
が、事件から10年近くたった今、個人サイトなどでチラチラとこの事件について書かれたものを目にし、「ん?あれはそんなに複雑な事件だったのか?」と疑問を持ってこの本を手にしました。

本の内容は、雑誌に連載されたものをまとめたそうなので仕方ないのでしょうが、無駄な反復が多く、550ページ近い厚さは必要なかったのではないかと思いました。
著者は確かに綿密な取材をしているようですが、文章の中でセンチメンタルともいえる憶測やこじつけが多く、やや鼻につきました。
本筋としては冤罪を訴えるものかと思いきや、被害者の病的な行動の2本立てとなっていて、後者に関してはもう精神医学の領域になるかと思います。なので、被害者の行動の謎に迫るなら、もっと医学的な視点からの取材が必要だったのではないかと、どうも詰めが甘い感じが拭えません。
厳しいようですが、一言で言うと『ライターの自己満足本』。
私にしては珍しく、奮発して新品で買った本だったんだけどなぁ(笑)


★★☆☆☆


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『Tuesdays with Morrie』Mitch Albom  

Tuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest LessonTuesdays With Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson
(1997/09)
Mitch Albom

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【あらすじ】カレッジを卒業してから16年。
売れっ子スポーツライターとして富も名声も手にしたミッチがある晩ふとつけたTVには、かつて自分が尊敬し、再会を約束した教授の死にゆく姿があった。社会学の老教授、モリー先生は、不治の病『筋萎縮性側索硬化症』に冒されていたのだった。
そして16年ぶりにモリー先生と再会したミッチは、毎週火曜日に飛行機で先生の自宅を訪れ、最後の『講義』を受ける。
講義内容は『生きることの意味』。

英語/ノンフィクション

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人生の半ばを過ぎた今、とてもいい本に出会えたと思います。
モリー先生の残された人生のわずかな時間に、彼がこれまでに経験して学んだこと、また死に直面して初めて彼自身も知ったことなどを、かつての教え子ミッチに毎週語っていきます。

本書の冒頭、再会のシーンからして泣けました。
各章ごとに涙していたかもしれません。
でも、人の死を扱った、ただ泣かせるだけの物語ではありません。
ユーモアもたっぷりで、モリー先生の人生に対する楽観さと繊細さがミックスした、とても温かな気持ちになれる本です。

毎週、毎週の火曜日がとても貴重で、モリー先生の言葉のひとつひとつが宝石のように輝いていて、いかに自分が忙しい日常に埋もれて、世間が損得を基準に作った価値観に振り回されて、人生にとって本当に大切なことを見失っているかを突きつけられたような気がしました。

書き留めておきたい美しい台詞、深い教えが随所にちりばめられています。
モリー先生が、日に日に衰えていく苦しい息の下から、やっとの思いで声にする、すべての私たちに伝えたかった言葉を、じっくり読んでみてください。

英語自体はそんなに難しくありません。
日本語翻訳版もあります。

ジャック・レモン主演の映画


★★★★★
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