■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『Bitter Chocolate』Carol Off  

Bitter Chocolate: The Dark Side of the World's Most Seductive SweetBitter Chocolate: The Dark Side of the World's Most Seductive Sweet
(2008/04)
Carol Off

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今、大学で『Child Labor(児童労働)』というテーマで論文を書いています。
で、資料を探していたら、偶然見つけた新聞記事があまりにショッキングだったため、テーマを『Child Slavery in Chocolate Industry(チョコレート産業における児童奴隷)』に変更しました。
そして、辿り着いたのがこの本。

カナダの女性ジャーナリストが長期にわたる現地取材を含めてまとめており、内容は驚くべきもの。
欧米で作られているチョコレートの原材料として、西アフリカ・コートジボワール産のカカオが使われているのですが、そこのカカオ農園では、近隣国(特にリマ)から売られたり、誘拐されて連れてこられた8~15歳ぐらいの子供たちが、賃金はおろか、充分な食事や睡眠も与えられず、日常的に殴られるなど虐待を加えられて強制労働させられているのです。

コートジボワールの警察はもちろんこのことに気づいているけれど、カカオはこの国の重要な産業で、その利益の2/3は税収となるので、この便利で低コストな奴隷をやめさせられるわけがない。


搾取された金は一体どこに流れるのか?
児童奴隷を陰で牛耳っている人物は本当は誰なのか?

それを突き止めた白人記者たちは、行方不明や銃撃の的に……


今日もまだ続くカカオ農園の児童奴隷。
彼らはチョコレートを食べたことはもちろん、自分たちが何を作っているのかさえ知らないのです。


(ちなみに日本製のチョコレートのほとんどは、ガーナ産のカカオを使用しているそうです)


★★★★★


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↓日本語版も出ています。
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
(2007/08/27)
キャロル・オフ

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category: ノンフィクション

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『3月のライオン』羽海野 チカ  

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)
(2008/02/22)
羽海野 チカ

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小さい頃に事故で家族を亡くした17歳のプロ棋士・桐山零と、彼が偶然知り合った下町の古い家で肩を寄せ合って暮らす3姉妹。

それぞれに深い悲しみを抱えていながら、それでも前向きに生きる姉妹と、すでに人生を諦めてしまったかのような零が関わっていく中で、少しずつ少しずつ心がほぐれていくような、優しくて温かいお話です。
何度も泣かされます。
お盆のお話や、零くんが自分のことを『かっこう』だと言うシーンなど、涙ボロボロです。

舞台が東京の下町(川のある風景が懐かしい!)というのもいいですね。
世の中みんな、こんな人ばかりだったらいいのになぁ。

対局のシーンもプロ棋士さんの監修の元にきちんと描かれていますので、将棋好きな方にはもっと奥の深い作品になるでしょう。

おすすめです!!


★★★★★


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category: コミック

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『予知夢』東野 圭吾  

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
(2003/08)
東野 圭吾

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本書は「探偵ガリレオ」シリーズ2作目。帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集である。
素封家の屋敷に侵入者があった。犯人は27歳の青年。2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。夢に現れた少女が現実に存在するとは? 予知夢はあるのか?
ロマンチックにも感じられる第1章「夢想る(ゆめみる)」をはじめ、「霊視る(みえる)」「騒霊ぐ(さわぐ)」「絞殺る(しめる)」「予知る(しる)」の、全5作が収録されている。軽快な文章の中に凝縮された、オカルチックな題材と巧妙なトリック、明晰な推理と確固たる論理。本書はたぐい稀なるストーリーテラーである著者の技を堪能できる作品といえよう。(アマゾンより)



『探偵ガリレオ』シリーズの2作目。

今回も短編集。
一見心霊現象や超常現象のような事件に、じつはきちんと物理的トリックがある、というもの。
科学トリックだけだった前作に較べると新鮮味に欠けるし、まぁ、ありがちな話で、しかも短編なので、どれも物足りない感じです。


★★★☆☆


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category: 東野 圭吾

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『探偵ガリレオ』東野 圭吾  

探偵ガリレオ (文春文庫)探偵ガリレオ (文春文庫)
(2002/02/10)
東野 圭吾

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突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。 (「BOOK」データベースより)



偶然あり必然あり、事件のトリックや鍵がどれも科学現象というミステリで、私にとっては新鮮でした。
一話一話がとても短いのだけれど、どれも上手くまとめられているなぁと思いました。

様々なカラーで、膨大な量のベストセラーを生み出している作家さんですが、読むのはじつはこれが2冊目。
初めて読んだ作品がつまらなかったので、10年以上もずっと遠ざけていました。
でもこの作品で、また読もうかなーという気持ちにさせられました。

ちなみにドラマは観たことがないので、比較できません。


★★★★☆


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category: 東野 圭吾

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『Scene from the Movie Giant』Tino Villanueva  

Scene from the Movie GiantScene from the Movie Giant
(2005/07/30)
Tino Villanueva

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メキシカン・アメリカンの詩人、ヴィラヌエヴァの詩集で、一冊まるごと映画『ジャイアンツ』の、ほんの10分あまりのシーンについて書かれています。

『ジャイアンツ』といえば、ジェームス・ディーンやロック・ハドソン、エリザベス・テーラー出演のアメリカ映画。
人種差別も色濃く残る、第一次世界大戦後の東部が舞台の人間ドラマです。
問題のシーンにジェームス・ディーンは出演していませんが、当時白人男性のシンボル的俳優・ハドソンが「おまえ、人種差別すんなよ!」と殴り合いの喧嘩をして負けてしまいます。

この映画を14歳の時に初めて観たヴィラヌエヴァが、何年経っても脳裏から離れないたった10分のシーンへの怒りや悲しみが込められた詩集で、冒頭はさざなみのような悲しみが、だんだんと爆発的な怒りになっていく力強い作品。


★★★☆☆


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『Gary Soto: New and Selected Poems』Gary Soto  

Gary Soto: New and Selected PoemsGary Soto: New and Selected Poems
(1995/03)
Gary Soto

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メキシカン・アメリカンの詩人、ゲイリー・ソトの詩集。
『New and Selected』とサブタイトルにあるように、どれも厳選された素敵な作品ばかりです。

詩人としてだけではなく、編集者として、また作家としてたくさんの作品を送り出しているソト氏。
本業であるこの詩集では、思わず声を立てて笑ってしまうようなユーモアと、暖かな家族愛、光溢れる未来への希望が満ちています。
そして、どこかチクリとする部分も。

彼のヤングアダルト向け小説も読みたくなります。


★★★★☆


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『ボクとオレのカワイイあの子』木下 けい子  

ボクとオレのカワイイあの子 (ミリオンコミックス 70)ボクとオレのカワイイあの子 (ミリオンコミックス 70)
(2005/10/01)
木下 けい子

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好きな作家さんのコミックを、今日は格安で見つけたのでゲット♪

合田くんをめぐる恋のライバルは高校時代からの腐れ縁。
けれど合田くんには大学で知り合った志塚という想い人がいて、また志塚には……という、なかなか思いどおりにいかない恋愛模様。
でも、決してジメッとしてなくて、切ない部分も含めてみんな仲良くカラッと描かれている点に好感が持てます。


★★★☆☆


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『ガダラの豚』(全3巻)中島 らも  

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。(「BOOK」データベースより)



日本推理作家協会賞受賞ということでミステリに分類しましたが、ホラーのようなアドベンチャーのようなお話。
第1巻では例のTBS事件や某カルト教団事件を皮肉ったものであることが明白で、「おいおい、大丈夫だったんかいな」と、出版当時(1990年半ば)のことを思うと、少々心配になりますね(笑)

第2巻はアフリカ・アドベンチャーツアーのTV番組を見ているみたいです。
そして第3巻は、もうドタバタ血みどろの殺戮激。
それでも随所に筆者のユーモアが満載で、映画を見ているようにノンストップでページを捲ってしまいます。
さらに、ラストのラストでは、涙ホロリ。
うっわ、なんなんだ、この作品!? と、第1巻がややスローテンポだっただけに、第3巻では心拍数上がり気味でした。

経済大国な島国ニッポンや、マスコミに対する風刺もいっぱい。
できることなら出版されてすぐ、リアルタイムで読みたかった作品です。


トータルで
★★★★★


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ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)
(1996/05)
中島 らも

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category: 中島 らも

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もっとすごい! このミステリーがすごい!   

もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)もっとすごい! このミステリーがすごい! (別冊宝島 1503 カルチャー&スポーツ)
(2008/02/07)
不明

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内容紹介
『このミステリーがすごい!』の20周年を記念し、『このミス』の魅力を1冊に詰め込んだ永久保存版を刊行します。大沢在昌、志水辰夫、天童荒太、宮部みゆきなど歴代の1位作家の方々、ミステリー好きの各界著名人の方々等に、時代を切り拓いてきた『このミス』の思い出を披露してもらいます。また、過去20年でもっとも面白かった本を選ぶベスト・オブ・ベストを例年の『このミス』同様ランキング形式で選出。必見です。(アマゾンより)



ぎゃはー! また買っちゃった!!

『このミス』20周年記念ということで、20年の総括ベスト10と、人気ミステリ作家さんへのインタービューが読みたくて!!

バックナンバーと重複する部分が多いですが、それでも『ベスト10』には満足かな。

欲を言えば、海外ミステリの原題もわかるとよかったなぁ(って、『このミス』では毎回思うのだけどw)。


★★★★★

category: その他ムックなど

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『機長からアナウンス』内田 幹樹  

機長からアナウンス (新潮文庫)機長からアナウンス (新潮文庫)
(2004/08)
内田 幹樹

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旅客機機長と言えば、誰もが憧れる職業だが、華やかなスチュワーデスとは違い、彼らの素顔はほとんど明かされない。ならばと元機長の作家が、とっておきの話を披露してくれました。スチュワーデスとの気になる関係、離着陸が難しい空港、UFOに遭遇した体験、ジェットコースターに乗っても全く怖くないこと、さらに健康診断や給料の話まで―本音で語った、楽しいエピソード集。 (「BOOK」データベースより)



大の飛行嫌いのため、ホラー感覚で手にした本ですが、トリビア的要素も満載で、とても興味深いエッセイでした。
私も乗り物好き、機械好きなのでそういう意味で共感する部分が多く、特に『パイロットにはバイク好きが多い』という部分に納得しました。

私も16歳で免許を取ってから妊娠するまでの10年以上、仕事に趣味にと、ほとんど毎日オートバイに乗っていたため、一時はジェットコースターも全く怖くありませんでした。
よく「バイク、怖くないの?」と人に訊かれましたが、この感覚は著者が『スピードに置いて行かれると感じると怖い。常に自分が先を予測していればジェット機のスピードすら遅く感じる』みたいなことを書いていて、ああ、なるほどなぁ、いいことを言うなぁ、と思いました。

航空運賃が高い理由や、スチュワーデスの実態なども面白かったですが、なんといっても“乗り物を操るのが好きなオッサン”的視点からの話が一番面白いですね。

『乗客に飛行機酔いをさせないため、気流の悪いところを、激しく揺れることを覚悟でスピードを落とさずに突っ切る(=乗客は恐怖のため酔う余裕もない)』という一節では、「ヤラレタッ!そうだったのか、ちぇっ!」と、思わず叫んでしまいました。
……たぶん私は、飛行機が怖いのではなく、自分以外の人間が操縦する乗り物に乗るのが怖いんだと気づきました(笑)

パイロットが身近に感じられ、飛行機がほんのちょっぴり怖くなくなった……カモ?

(著者は2006年12月に癌で亡くなったそうで、残念です)


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内田 幹樹
東京都生れ。1965(昭和40)年、航空会社入社。ボーイング747‐400などの機長として国内線、国際線に乗務。その間十数年にわたり、操縦教官としてライン・パイロットの教育にあたった。’97(平成9)年、処女長編小説『パイロット・イン・コマンド』(原書房刊)でサントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞




★★★★★


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category: 内田 幹樹

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