■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『3月のライオン』羽海野 チカ  

rion2
3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)
(2008/11/28)
羽海野 チカ

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これは私が今一番、新刊を心待ちにしているコミックかもしれない。
だいたい、連載中の作品を、しかも漫画の単行本発売日を気にして本屋に走るなんて(ここアメリカじゃ定価の1.3倍だし!)、何年ぶり!?
『沈黙の艦隊』以来かも。

幼い頃に両親と妹を事故で亡くした17歳のプロ棋士・桐山零と、彼が偶然知り合った3姉妹のお話。
第1巻では、登場人物たちの説明でページが尽きたような形だったけれど、この第2巻ではプロ棋士としての零や、第1巻では添え物的だった人物がもっと深く描かれていたり、どんどん面白くなってきました。

孤独で、ボロボロに傷ついて、生きる意味すら見えなくなってる零。
下町の3姉妹の前向きな生き方に、戸惑いながらも乗せられて流され、少しずつ癒されていく零は普通の高校生の男の子です。
でも勝負師としての自分を発見する彼は、鳥肌立つほどカッコいい。

これからどんな方向に進んでいくんでしょう!
ボロ泣きしながら気になって仕方ありません。



★★★★★



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category: コミック

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Babe - a Pig in the City [Penguin Readers: Level 2]  

Babe - a Pig in the City (Penguin Readers: Level 2)Babe - a Pig in the City (Penguin Readers: Level 2)
(1999/08/23)
George Miller

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George Miller
[Penguin Readers: Level 2]

【あらすじ】牧羊犬ならぬ牧羊豚の賢いベイブは、怪我をした主人に代わって出稼ぎに行く。その途中に立ち寄った町の廃業したホテル。そこには不遇な動物ショーの一座がいて、彼らを助けようとベイブもトラブルに巻き込まれてゆく。

◇グレーデッド/SSSレベル2.6/9,300語/ドラマ

映画のノベライズ版。
たまたまうちにビデオがあって、子供たちが小さい頃には何度も見た映画でした。
私もなんとなくストーリーを知っていたから、今回はこれを読みながら「うんうん、そうだった。ああ、懐かしいなぁ」と思っていたんですけど……これ、予備知識がなかったらどうなのかな。
コメディとしての笑いどころや、ハラハラするシーンや終盤のドタバタ劇は、この本だけではわかりにくいかも。
語数やページ数に制限があるから仕方ないんですけど。
動物好きな人にはおすすめ。

my評価=★★☆☆☆




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category: グレーデッド・リーダース

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Dracula [Oxford Bookworms Library: Level 2]  

Dracula: Stage 2: 700 Headwords (Oxford Bookworms)Dracula: Stage 2: 700 Headwords (Oxford Bookworms)
(2000/08/17)
Bram Stoker

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Bram Stoker
[Oxford Bookworms Library: Level 2]

【あらすじ】
19世紀後半、トランシルヴァニアを旅するロンドンのビジネスマンが訪れた古城。その城主こそが人々が噂する吸血鬼ドラキュラだった。血を求めて各地を転々とする不死の吸血鬼を倒せるのか。

◇グレーデッド/SSSレベル2.8/7,875語/ホラー

古典的ホラーなので、ストーリーなんか知ってるつもりで読み始めたんですが、私が覚えていたものとは全然違いました。
まぁ、吸血鬼モノは数えきれないほどの作品があるので、きっと私の頭の中ではいろんなストーリーがミックスされたのでしょう。
で、これはオリジナルに沿って書かれているのかな?
初めて読む展開だったので、面白かったです。
というか、正直言って怖かったです。
今まで読んだグレーデッドリーダースのホラーの中では一番かも。

my評価★★★★☆



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category: グレーデッド・リーダース

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『キッチン』吉本 ばなな  

キッチン (新潮文庫)キッチン (新潮文庫)
(2002/06)
吉本 ばなな

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内容(「BOOK」データベースより)
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う―祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな”のすべてはここから始まった。



唯一の肉親であった祖母を亡くした後、祖母と仲の良かった雄一、そして雄一の母親(本当は父親)との同居生活が始まる。
折り合いよくやっていたはずの孤独も、本当は孤独だったんだと認め、思いがけない同居生活の中で癒されていく主人公・みかげ。



『キッチン』、『満月』、『ムーンライト・シャドウ』の3編が収録され、『満月』は『キッチン』の続編。
『ムーンライト・シャドウ』は全然別の短編ですが、どのお話にも共通しているテーマは、著者もあとがきに記しているように、『克服と成長』です。

じつは私、いわゆる“死ネタ”って一部で呼ばれてる、登場人物の死で読者の涙を誘うような作品は好きじゃないんです。
この本の3編とも、最愛の人との別れがベースになっているので、ちょっとひねくれた視線で読んでいたんですが、ああ、著者の言いたいことは、愛する人と死別する悲しさじゃなくて、そこからどうやって立ち直っていくか、孤独やどうしようもない悲しさを癒す人の優しさなんだな、って気づいたら、素直に泣けました。


『満月』がすごく好き。
雄一のお母さん(元お父さん)のえり子さんがすごく好き。
臆病で不器用で優しい雄一も。

20年前に一度、友達にすすめられて読んだ時には「ふーん……」で終わってしまったこの作品。
まさか40過ぎて泣かされるとはなぁ。
今回、再読してよかったです。


へんに飾り立てない、でもじわじわと心に染み入る文章が、英訳されても愛される理由なんでしょうね。





★★★★★



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category: や行のその他

thread: 読書メモ - janre: 本・雑誌

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『闇の奥』ジョセフ・コンラッド  

闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)
(1958/01)
コンラッド

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仕事もなくぶらぶらしていた船乗りのイギリス人・マーロウが、親戚の口利きでアフリカのコンゴ川流域へ向かう船に乗ることになる。
当時のアフリカはほとんどがヨーロッパ諸国の植民地で、前人未到の地域も多く、マーロウにとっては冒険心をかき立てられる旅だったが、実際に行ってみると、象牙の売買という表向きの一方的な原住民からの搾取が行なわれていた。


コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』の原案になった作品だそうです。
1902年に出版されたこの作品を最初に読んだのは英米文学の授業で、原文でした。
英語ではかなり難解だったので、いつか日本語で読んでみようと思っていて、やっと読了したのですが………日本語でも難解でした(笑)
(翻訳が古いせいもあるかもしれない)

原題の『Heart of Darkness』とは、『心の闇』とも『暗闇(未開の地)の中心部』とも取れます。
出版当時、一部から非難され始めていた西洋諸国によるアフリカ原住民からの搾取や非人道的扱いを糾弾する作品で、マーロウの船が原住民に襲われて殺し合うシーンなどは、原文の方がかなり残酷です。


★★★☆☆




機会があったら2006年に出版された藤永 茂訳のものも読んでみたいなー。

闇の奥闇の奥
(2006/04)
ジョセフ コンラッド

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category: 海外の文芸作品

thread: 読書メモ - janre: 本・雑誌

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『ユージニア』恩田 陸  

ユージニア (角川文庫 お 48-2)ユージニア (角川文庫 お 48-2)
(2008/08/25)
恩田 陸

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「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ――。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を? 見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか? 日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。(表4より)



北陸のK市であった毒殺事件(犯人は自殺)を元に、当時現場の近所に住んでいた小学生・雑賀満喜子が10年ほどたって、大学の卒業論文としたまとめたものが思いがけなく出版されてベストセラーに。
それからさらに十数年。
作家になることなく、主婦として静かに暮らす満喜子をはじめ、卒論の取材を手伝った後輩や、毒殺事件を担当した警察官など、なんらかの形で事件に関わった人々が語る証言を並べた作品です。


証言は誰かの質問に答えるように書かれているけど、質問者の描写や台詞は一切現われないし、証言している時制がいつなのかもバラバラなので、読み始めてしばらくは戸惑いますが、証言者たちの関係やポジションなどがわかってくると、薄皮を一枚一枚剥がすかのように事件の真相が見えてきます。
でも最後まで読んでも、犯人が誰だとか、どんなトリックだったとか、そういった種明かし的なものは一切ないまま。

じつはこの「なんだかよくわからないまま終わる」パターンの恩田作品があまり好きではないのだけど、なぜだかついつい読んでしまうんですよね。
なぜなんだろう。
それはきっとこの作家さんの文章が、鳥肌立つほど美しいから…かな?
いつも思うのだけれど、空気や温度といった目に見えないものを描くのが本当に上手い作家さんですよね。


今回の作品も好みが分かれるところだと思います。
私もそうなんですが、本格推理と呼ばれる分野が好きな読者は消化不良になるかもしれません。
でも『ユージニア』は、美しくて悲しくて怖い、引き込まれる作品でした。
はっきりとした種明かしがない方が、かえってよかったとも思います。




★★★★★



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category: 恩田 陸

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『闇の子供たち』梁 石日  

闇の子供たち (幻冬舎文庫)闇の子供たち (幻冬舎文庫)
(2004/04)
梁 石日

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内容(「BOOK」データベースより)
貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。



あまりの内容の重さと後味の悪さに何も書く気になれず、いろんな方のレビューを読み歩いておりました。
そこで驚いたのは、「これはフィクションだ。鵜呑みにするな」、「著者は在日韓国人だ。騙されるな」、「正義感の押しつけだ」などといった意見もちらほらと存在していたこと。

ええ、これはフィクションです。
作り話の小説です。
しかし世界では、この小説に書かれているような残酷で正視できない児童虐待が日常的に行なわれている国が、本当にあるんです。


わたくしごとですが、1年ほど前、大学のライティングクラスで20枚ほどのリサーチペーパーを書く課題がありました。
与えられた20件ほどの賛否の分かれる社会問題の中から、私は『Child Labor』(子供の労働)を選んで調べ始めました。
ここアメリカでだって、第2次世界大戦前までは、義務教育もろくに受けずに働く子供はたくさんいたし、現在の日本でも、日常的に家業を手伝う子供はたくさんいる。
それが発展途上国や、餓えや病気で子供の死亡率が高い国では、子供が働くのなんて生きていくためには当たり前でしょ?などと奢った気持ちで調べ始めました。
でも現実は……。

(追記あり)



★★★★☆



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category: 梁 石日

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『魔王』伊坂 幸太郎  

魔王 (講談社文庫 い 111-2)魔王 (講談社文庫 い 111-2)
(2008/09/12)
伊坂 幸太郎

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自分の念じた言葉を相手にしゃべらせることのできる不思議な力をもった兄と、並外れた運と記憶力をもった弟。
内閣解散、衆参同時選挙を目前に、世間の注目を集める一人の政治家にムッソリーニとダブるファシズムの陰を感じた兄は、自分の“腹話術”と呼ぶこの力を使って世相の流れを食い止めようとするのだが……、というお話。



偶然なんですが、ここのところプロパガンダや反戦、民族紛争、イデオロギー抗争などの本を立て続けに読んでいて手にした本だったので、まったくの娯楽小説にもかかわらず、リアルすぎてゾッとするものがありました。
プロパガンダに煽動され、暴徒と化す市民の恐ろしさなど、「こ、これは政治ホラー!?」と思うほど。

全体的にはミステリとは呼べないかも知れません。
今までの伊坂作品とはちょっと違う感じ。
兄目線の第1部『魔王』と、その5年後の弟の恋人(妻)の目線で語られる第2部『呼吸』で構成されます。

たくさんの謎を残したまま終わっているので(謎についてはネタバレになるので触れませんが)、読後はいつものスッキリ感が乏しいですが、続編の『モダンタイムス』に期待したいと思います。



★★★★☆





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モダンタイムス (Morning NOVELS)モダンタイムス (Morning NOVELS)
(2008/10/15)
伊坂 幸太郎

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category: 伊坂 幸太郎

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『そうだったのか!現代史 (パート2)』池上 彰  

そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))
(2008/06)
池上 彰

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出版社 / 著者からの内容紹介
ポスト9・11。テロの時代のニュースがわかる
アメリカはなぜイラク攻撃を強行したのか。北朝鮮は何を望んでいるのか。9・11以降、世界が注目する国や地域の現代史をわかりやすく解説。大好評「そうだったのか!」シリーズ文庫化第2弾。



前作よりももっと、アジア~中東の民族紛争に特にスポットを当てています。
復習のように前作と重複する箇所もありますが、私にとってはかえってそれが親切に感じられました。

今作で特に印象に残ったのは、第6~8章の核戦争に関わる部分。
今年の夏休みには、子供たちをどうしても広島に連れて行きたくて一時帰国したばかりでしたので(アメリカの学校では、ときどき「ヒロシマとナガサキへの原爆投下は戦争を終わらせるために必要だった」と教えるらしいんです)、どんな政治的背景があって原爆が開発されたのか興味がありました。
そして1986年のチェルノブイリ原発事故。
この時は私はすでに働いていましたので、職場の白黒TVで固唾をのんでニュースを見ていた覚えがあります。
その後も気になって、特集番組など機会があれば見るようにしていたのですが、最近の様子はまったく知らずにおりました。
ロシアはまだまだたくさんのことを秘密にしてるんですね。


 地下核実験を成功させたインド政府は、「平和目的の核爆発」の実験に成功したと発表しました。
「平和目的の核爆発」とは何か。核爆発を利用して土木工事でもしようというのでしょうか。「平和目的」と言いながら、核兵器の開発を進めたのです。(第6章より)


著者の怒りが伝わってきます。

 その後、事故の概要が伝わるようになると、今度は「放射能対策には、ウオッカを飲めばいい」という噂が広がります。危険地帯から避難するのではなく、ウオッカを飲んで気を紛らわせる人たちが多かったのです。(第8章より)


こういった信じられない現実が、20年もたって明らかになってきました。


それから、カシミール地方でわざわざニュースにならないほど日常的に銃撃戦が行なわれている、とか、ティモールでの紛争などもまったく知らずにいました。
恥ずかしいと同時に、ここでこの2冊の本に出会えて本当によかったと思います。

もくじ

1:誰がフセインを育てたか
  イラクが軍事大国になるまで
2:アフガニスタンが戦場になった
  ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
3:パレスチナの大地は再び血塗られた
4:「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか
  チェチェンの人々
5:北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
6:南アジアは核戦争の恐怖に怯えた
  インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
7:核兵器の拡散
  続く戦後世界
8:放射能の大地が残った
  チェルノブイリの悲劇
9:「花の髪飾り」の抵抗
  アウン・サン・スー・チー
10:二一世紀最初の国が誕生した
  東ティモール独立




★★★★★

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池上さんのこのシリーズは、ほかにもいろいろ出ているので、日本から取り寄せてでも読んでみたいですね。

そうだったのか!アメリカそうだったのか!アメリカ
(2005/10)
池上 彰

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そうだったのか!中国そうだったのか!中国
(2007/06)
池上 彰

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そうだったのか!日本現代史そうだったのか!日本現代史
(2001/11)
池上 彰

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category: ノンフィクション

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『そうだったのか! 現代史』池上 彰  

そうだったのか!現代史 (集英社文庫 い 44-2)そうだったのか!現代史 (集英社文庫 い 44-2)
(2007/03)
池上 彰

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出版社/著者からの内容紹介
全日本人必読! 世界がわかるための基礎知識。
民族紛争、テロ、領土問題など、激動する世界を理解するためには、少し前の時代を正確に知ることが必要だ。現在の動向に合わせ、単行本版に加筆。豊富なビジュアルとやさしい解説で現代史がわかる!



「NHK『週刊こどもニュース』のおとうさんだったニュースキャスターさん」と思い浮かぶジャーナリスト、池上彰さん。
優しそうな童顔が可愛らしくて、じつは以前から大好きだったんです。
この本が第一弾となる『そうだったのか!』シリーズを執筆されてらしたことは全く知らず、たまたま書店で「あ、“おとうさん”だ」と手にしたのがこの本でした。


第二次世界大戦以降の世界情勢や、歴史を変えた背景などが、政治や歴史にまったく興味のなかった私でも理解できるような易しい言葉で、じつに簡潔にまとめられています。
本当に、無駄な文章はひとつもないくらい。
専門家にありがちな“上から目線”ではなくて、『週刊こどもニュース』のおとうさんそのままの語り口で解説してくれているので、こちらも一語一語きちんと消化したくて、たっぷり時間をかけて読みました。


ええ、私もベルリンの壁が東西ドイツの国境にあったとばかり思っていました。
台湾人の友達がみな中国人を嫌っている理由もこの本で初めて知りました。
どういった経緯でソ連がロシアになったのか、東欧の国境はなぜ年がら年中変わるのか、中東はなぜいつも血を流しているのか、などなど。
私はベトナム戦争をリアルタイムで毎晩のニュースで見ていた年代なのに、あれは米ソの冷戦の代理戦争だったってことすら知らなかった自分が恥ずかしいです。

これはたくさんの人におすすめしたい本です。
受験生や新社会人はもちろん、ただなんとなく毎日のニュースを聞き流してるすべての人へ。


もくじ

1:冷戦が終わった起きた「湾岸戦争」
2:冷戦が始まった
3:ドイツが東西に分割された
4:ソ連国内で信じられないことが スターリン批判
5:中国と台湾はなぜ対立する?
6:同じ民族が殺し合った朝鮮戦争
7:イスラエルが生まれ、戦争が始まった
8:世界は核戦争の縁に立ったキューバ危機
9:「文化大革命」という壮大な権力闘争
10:アジアの泥沼 ベトナム戦争
11:ポル・ポトという悪夢
12:「ソ連」という国がなくなった
13:「電波」が国境を越えた!「ベルリンの壁」崩壊
14:天安門広場が血に染まった
15:お金が「商品」になった
16:石油が「武器」になった
17:「ひとつのヨーロッパ」への夢
18:冷戦が終わって始まった戦争 旧ユーゴ紛争



現在は『そうだったのか!現代史 パート2』を読んでいます。
このシリーズが続いて文庫化されることを激しく希望!


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