■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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09年4月のまとめ  

4月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:8024ページ

ボトルネックボトルネック
★★★★★
読了日:04月30日 著者:米澤 穂信
銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)
★☆☆☆☆
読了日:04月29日 著者:高里 椎奈
まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒
★★★★☆
読了日:04月29日 著者:三浦 しをん
カタコンベ (講談社文庫)カタコンベ (講談社文庫)
★★★★★
読了日:04月28日 著者:神山 裕右
サクリファイスサクリファイス
★★★★☆
読了日:04月26日 著者:近藤 史恵
警官の血 下巻警官の血 下巻
★★★★★
読了日:04月25日 著者:佐々木 譲
警官の血 上巻警官の血 上巻
★★★★★
読了日:04月25日 著者:佐々木 譲
DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)
★★★★★
読了日:04月23日 著者:森 絵都
DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)
★★★★★
読了日:04月22日 著者:森 絵都
妖怪アパートの幽雅な日常 1 (1) (講談社文庫 こ)妖怪アパートの幽雅な日常 1 (1) (講談社文庫 こ)
★★★★★
読了日:04月21日 著者:香月 日輪
ブレイクスルー・トライアル (宝島社文庫)ブレイクスルー・トライアル (宝島社文庫)
★★☆☆☆
読了日:04月20日 著者:伊園 旬
ほうかご百物語 (電撃文庫)ほうかご百物語 (電撃文庫)
★★☆☆☆
読了日:04月17日 著者:峰守 ひろかず
三匹のおっさん三匹のおっさん
★★★★★
読了日:04月17日 著者:有川 浩
壬生義士伝 下   文春文庫 あ 39-3壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3
★★★★★
読了日:04月16日 著者:浅田 次郎
壬生義士伝 上   文春文庫 あ 39-2壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
★★★★☆
読了日:04月15日 著者:浅田 次郎
破獄 (新潮文庫)破獄 (新潮文庫)
★★★★☆
読了日:04月13日 著者:吉村 昭
ダーク・バイオレッツ (電撃文庫)ダーク・バイオレッツ (電撃文庫)
★★★★☆
読了日:04月11日 著者:三上 延
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
★★★★★
読了日:04月09日 著者:紅玉 いづき
流星の絆流星の絆
★★★★☆
読了日:04月09日 著者:東野 圭吾
平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫)
★★★★☆
読了日:04月07日 著者:乙一
フィッシュストーリーフィッシュストーリー
★★★★★
読了日:04月05日 著者:伊坂 幸太郎
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
★★★★☆
読了日:04月02日 著者:乙一
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
★★★★★
読了日:04月02日 著者:桜庭 一樹,むー
鬼の跫音鬼の跫音
★★★★★
読了日:04月02日 著者:道尾 秀介

読書メーター



---------------


今月も思いがけなくたくさん読むことができて幸せでした♪
まったく好みに合わない作品もありましたけど、全体的には大満足です。
ああ、本好きに生まれてヨカッタ。


さて、今月のベスト3。
「絞るのが難しい」なんて、贅沢な悩みですね。
ふふ。

1:『警官の血』佐々木 譲
1:『壬生義士伝』浅田次郎
3:『DIVE!!』森 絵都

こんな感じかな。
いずれの作品も、読後しばらくその世界で頭の中がいっぱい。
さっそくレンタルで観た映画やドラマも丁寧に作られていて、堪能できました。
『壬生義士伝』の二次作用としては、最近すっかり新撰組づいておりまする。


5月は26日から大学のサマーセッションが始まるので、日本語の本はあまり読めなくなりそう。
なので、できるだけ厳選して読めたら、と思います。






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『ボトルネック』米澤 穂信  

ボトルネックボトルネック
(2006/08/30)
米澤 穂信

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内容(「BOOK」データベースより)
恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。



投身自殺した恋人・ノゾミを弔うために東尋坊を訪れた高校生のリョウは、めまいに襲われて転落してしまった。
しかし気づくと自分は怪我ひとつなく地元・金沢にいた。
何が起きたのか理解できないまま帰宅すると、出てきたのは、その家の娘を名乗る同世代の見知らぬ女の子だった。




以前から気になりながらも、これが初・米澤穂信。
結論から言ってしまうと、読みやすい文章ながらもほどほどダークで、すごく私の好みでした。

この作品は、ミステリというよりはパラレルワールドもののSFなんじゃないかな。
主人公が迷い込んでしまった世界は、自分が生まれてこなかったもうひとつの世界で、俯瞰的に見れば違いがなくても、細かなところが違っている。
たとえば、自分がもといた世界では亡くなった人が、別の世界では生きてる、とか。
リョウが直接何かをしたわけではないけれど、『風吹けば桶屋が儲かる』のようにめぐりめぐって、何かが少しずつ違う世界。
じゃあ、どっちの世界が正しいのか。
自分は生まれてこなかった方がよかったんじゃないのか………。
そんなことを主人公が考え始めるあたりで、この『ボトルネック』というタイトルがとても深いと気づきます。
リョウのいた世界では流産で生まれてこれなかった姉のサキが明るくて強いから、ずっと明るい展開を期待させる雰囲気だったのに、そんなに甘くはないのだよね。



十代の頃、「自分は生まれてこないほうがよかったんじゃないか」なんてこと、誰しも一度は考えたことがあるでしょ?
「もしも自分が生まれてこなかったら、この家族はどんなだったんだろう」とか。
そんな想像をした時に、自分のいない世界(家族や学校といったレベルだけど)の方が、ずっとずっと上手くいってるように思えてしまうのは、けして少数派ではないと思う。
私のイメージする“青春”て、暗くてドロドロしてて、馬鹿正直で嘘つきで、やり場のない怒りや嫉妬に振り回される混沌としたお年頃。
だからなおさら、救いのないこの作品が好き。




★★★★★





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『銀の檻を溶かして』高里 椎奈  

銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)
(2005/05)
高里 椎奈

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内容(「BOOK」データベースより)
見たところ二十代後半の爽やかな青年・座木(通称ザギ)、茶髪のハイティーン超美形少年・秋、元気一杯な赤毛の男の子リベザル。不思議な組み合わせの三人が営む深山木薬店は探偵稼業が裏の顔。だが、もっと驚くべきことに、彼らの正体は○×△□だった!?謎解きはあくまで本格派をいく第十一回メフィスト賞受賞作。



表紙に惹かれて手にしたら、第11回メフィスト賞受賞のミステリとのことで、シリーズ1作目のこの作品から4作目まで、大きな期待とともにまとめ買いしました。
しかし………。

これ、ミステリなんですか?
一応、密室モノのようですけど、“人間の姿に化けた、海外出身の妖怪”というキャラクターたちの説明や、事件とは無関係な会話に行数割かれる前半で、すっかり疲れてしまいました。
きっと、好きな人は好き、というか、このキャラクターたちが好きになれなければ、楽しめない作品だと思います。
いわゆるライトノベルよりは文章や描写も細かくてしっかりしているものの、ジャンルとして分けるなら、推理小説というよりファンタジー系のライトノベルでしょう。
ミステリとして読み始めてはだめですね。

後半は斜め読みでとりあえず読了。
“満足度”の星は2つでもよかったんですが、メフィスト賞受賞ということと、期待してまとめ買いしてしまったくやしさで、ひとつ減らしました。
ファンの方、ごめんなさい。


………あと3冊、とてもじゃないけど読む気になれない……。




★☆☆☆☆





黄色い目をした猫の幸せ (講談社文庫―薬屋探偵妖綺談)黄色い目をした猫の幸せ (講談社文庫―薬屋探偵妖綺談)
(2005/12)
高里 椎奈

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悪魔と詐欺師〈薬屋探偵妖綺談〉 (講談社文庫)悪魔と詐欺師〈薬屋探偵妖綺談〉 (講談社文庫)
(2006/06/15)
高里 椎奈

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金糸雀が啼く夜<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)金糸雀が啼く夜<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)
(2006/09/16)
高里 椎奈

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『まほろ駅前多田便利軒』三浦 しをん  

まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒
(2006/03)
三浦 しをん

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内容(「BOOK」データベースより)
東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。



“神奈川へ張り出した東京都南西部最大の街”まほろ市で、便利屋『多田便利軒』を営むバツイチ男・多田と、そこに転がり込んだ行天との1年間を描いた作品。
行天は多田の高校時代の同級生だが言葉を交わしたことは皆無。
しかし十数年ぶりに偶然再会したホームレス状態の行天が、なんとなく居着いてしまったような男二人の同居生活だ。
便利屋に持ち込まれる依頼は、チワワの里親探しや老人宅の家具の移動などの小さなことから、キナ臭い仕事まで。
第135回直木賞受賞作。



大きな事件が起こるわけではないし、大儲けするわけでもないけれど、クスッと笑った後にじんわりするようなお話でした。
長編ではなくて、5つの“依頼”に分かれているが、少しずつ繋がりがあったり、依頼人同士が友達になったりするのが楽しい。
そしてなんといっても、多田と行天のキャラクターがいいです!
マイペースで正体の掴めない行天に振り回され、嫌だ嫌だと言いながらも許してしまう“巻き込まれ型”の多田も可愛い(笑)。
ちょっぴりサスペンス(?)やアクションがあって、それでいて依頼は毎回、人の温かさに触れることができ、読後感はとても爽快です。

各章の扉絵も素敵で、腐り気味な視点からも非常に楽しめました!
ドラマや映画など、実写になったらいいのにー。
続編を熱烈に希望します。



文庫版はこちら。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
(2009/01/09)
三浦 しをん

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★★★★☆






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category: 三浦 しをん

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『カタコンベ』神山 裕右  

カタコンベ (講談社文庫)カタコンベ (講談社文庫)
(2007/08/11)
神山 裕右

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内容(「BOOK」データベースより)
水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。



プロのケイブダイバー(洞窟潜水士)・東馬亮は、5年前に潜った地底湖で、自分が起こしたミスによって恩師の水無月健一郎を亡くしていた。
自責の念は薄まることもないまま月日が流れ、あるとき、新しく発見された鍾乳洞に調査のため入ったアタック隊が、豪雨による崩落で閉じ込められたことを知る。
さらに、そのアタック隊の名簿の中に、水無月健一郎の娘の名を発見したのだった。
レスキュー隊も手をこまねく中、東馬は地底湖が繋がっている可能性にかけて、別の鍾乳洞からの潜入という無謀な試みに出る。
数時間後には地底湖が増水して水没する鍾乳洞、地図のない暗闇の迷路、洞窟内で見つけた白骨化した他殺体……。




厳しいレビューもあるようですが、私にとってはものすごくものすごく楽しめた作品でした!!
ミステリ要素は30%ぐらいかな?
あとは手に汗握るアドベンチャー。
子供の頃に読んだヴェルヌの『地底探検』を思い出しました。
しかも、地底湖に潜るんですよ!!

きっと人間誰しも、“怖いもの見たさ”ってあると思う。
ミステリにしろホラーにしろ、目が離せなかったり、背筋が凍るほど怖かったり、っていうのは、自分の弱点を突いてくる作品なんじゃないかな。
私の場合は何が怖いって、まず洞窟や深くて大きな穴。
それから、古くて大きな家、海底(というか、深い水中)。
深い森や険しい山も怖いです。
ほら、なんか共通点がありますよね。
だから平積みでこの表紙と、地下墓地というタイトルを見ただけで、「こりゃヤバそうだなぁ」と即買いしたわけです。


著者はケイビングの経験がないそうで、この作品、本格的にケイビングをやった経験のある人にとっては、奇妙なシーンがたくさんあるとのこと。
でも、真っ暗闇の、湿ったカビ臭い土の匂いと、岩の感触ばかりの洞窟の描写が、息が詰まるほどのしかかってきます。
地底湖に潜るシーンなんて!!
ものすごい閉塞感と恐怖です!
(そんなの、私だけ?)

また、昔に起きた洞窟内の“密室殺人”で、後半はミステリ仕立てになってます。
著者のデビュー作とのことですが、他の方がおっしゃるほど気になる文章ではなかったし、史上最年少の江戸川乱歩賞受賞は評価されていいと思う。

今後に期待したい作家さんです。





★★★★★





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『サクリファイス』近藤 史恵  

サクリファイスサクリファイス
(2007/08)
近藤 史恵

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出版社 / 著者からの内容紹介
ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。

勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動! 青春ミステリの逸品。



私的な思い出話ですが……
その昔、自転車競技に関する知識がまったくないにもかかわらず、某専門雑誌で1年間ほどアンカーのお手伝い(入稿作業のほか、あぶれたモノクロページのレイアウト、文字校、色校など)をさせていただいたことがあります。
その頃の自転車レース界には、中野浩一選手が長いこと王者として君臨していたし、無知な私は自転車競技といえば、個人で順位を競う競輪しか思い浮かばなかったんですね。
しかし、その月刊誌のゲラで自転車競技がどういうものかを知り、ショックを受けたことを今でも覚えています。
それは、個人競技に見えてじつはそうではない、ということ。
ロードレースの大会には、チーム単位で参戦するのが普通で、そのチームの中ではあらかじめエースとアシストが決められているのです。
リザルトには個人名が残るので、つまりアシストは風よけとなり、エースを勝たせるためだけに走るわけです。

……二輪や四輪のレースには馴染みがあったものの、そんな自転車ロードレースの世界を垣間見た時の驚きが忘れられずにいました。
なので、この作品(余談が長くてすみません)。
もう、表紙とタイトルを見ただけで、ドロドロとした暗雲立ちこめる予感(笑)。



冒頭、いきなり落車事故と思われる流血シーンからストーリーは始まる。
中高と陸上の中距離選手で、自転車は大学から始めた主人公のチカは、プロのロードレースチームに入ってからはアシストに徹していた。
けれど、期待とプレッシャーを一身に背負う陸上よりは、自転車の方が性に合っていると満足していた。
チカのチームのエースは、無口でストイックな石尾。
そして同じくアシストの伊庭はそのポジションが不満で、常にエースの座を虎視眈々と狙っている。
ある日チカは、石尾が原因とも思える事故で、脊椎損傷の重症を負ったチームメイトがいたことを知る。




250ページにも満たない短い作品ながら、ミステリーとしても2転3転で読み応えあり。
レースシーンの緊迫感も、チカの過去や葛藤も描かれていて、あっという間に読み終わってしまうのが惜しい満足感でした。





★★★★☆





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寄贈本(4回目)  

IMG_3297.jpg

『DIVE!!』は映画公開記念の表紙なので、手元に置いておこうかどうしようか迷ったのですが、中高生や大人にも読んで欲しい作品なので、思いきって放出。
『水筒』上下巻は、沖縄戦を描いたコミックで、すでに絶版のようです。
絵柄のタッチもかなり痛ましいのですけど、私が持っていても誰も読まないし。
司書さんの検閲を通らなければ、返してもらう予定。
『おんもらき』はなぜかうちに2冊あったので(笑)。
『空の境界』は途中で挫折しました。





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『警官の血』佐々木 譲  

警官の血 上巻警官の血 上巻
(2007/09/26)
佐々木 譲

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警官の血 下巻警官の血 下巻
(2007/09/26)
佐々木 譲

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出版社 / 著者からの内容紹介
汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生!

昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。



戦後間もない東京で、妻と生まれ来る子供を養うために、給料の保障された職業として警察官になろうと安城清二は決心する。
訓練学校を卒業後、上野公園近くの派出所勤務を経て、念願の台東区・天王寺駐在所に配属される。
住み慣れた下町で、ささやかながらも職場と住まいを得た清二は、妻そして幼い息子・民雄と安定した生活を始めた。
しかし間もなく、駐在所に隣接する谷中霊園の五重塔が炎上した夜、清二は謎の死を遂げた。
――清二の息子・民雄も警察官となって学生運動と過激派の嵐が吹き荒れる時代を生き抜き、民雄の息子・和也もまた、平成の時代に警察官となる。
ところが、清二の死因を探るうちに、戦後の混乱の中で起きた男娼殺害事件に行き当たる民雄、そして真相に至らずに殉職した民雄の手帳を、偶然見つけた和也が行き着いたところは……。
戦後60年間にわたる、父子3代の物語。




――ずっしり………。
いや、分厚い上下巻で物理的にも重いんですが、60年という時間の長さ、親子3代という血の繋がりが、ずっしり重い作品です。
そして、祖父の代から孫の代まで、明るみに出ることのなかった犯罪。
先が気になって気になって、徹夜で読んでしまいました。

時代背景としては、戦後~高度成長期~バブル後の平成。
帝国主義から民主主義という新しい世界に戸惑いながらもがむしゃらに生きていく世代、国際化の中で翻弄される高度成長期の世代、そして登り詰めた経済の後の冷めた平成の世代と、価値観すらも覆すような全く違う世代を生きながらも、表面上は微妙に変化しつつも根底は変わらない正義感を持ち続けた“警官の血”に鳥肌が立つ。
個人的なことを言えば、清二、民雄、和也の誰とも私は同世代ではないのだけど、上野公園や地下道の軍服を着た傷痍兵の物乞いや、闇市の名残やバラック(“バタヤ部落”って呼ばれてました)など、古ーい記憶の奥底では終戦後を引きずっているし、学生運動の時代もよく覚えているのからなおさら。

ミステリとしては、犯人のバックグラウンドや動機ももっともっと書き込んでほしかった、などと少々不満もあるけれど、ミステリというより、大河ドラマとして素晴らしい作品だと思う。
星5つじゃ足りないほど、私にはツボでした。


テレビ朝日でドラマ化されたんですね!
うわー、見たかったなぁ!(←無理w)

ドラマ『警官の血』





★★★★★





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『DIVE!!』森 絵都  

DIVE!!〈上〉 (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫)
(2006/05/25)
森 絵都

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DIVE!!〈下〉 (角川文庫)DIVE!!〈下〉 (角川文庫)
(2006/05/25)
森 絵都

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内容紹介
オリンピック出場をかけて、少年たちの熱く長い闘いがはじまる! 2008年6月全国公開映画『DIVE!!』原作本。高さ10メートルから時速60キロで飛び込み、技の正確さと美しさを競うダイビング。赤字経営のクラブ存続の条件はなんとオリンピック出場だった!少年たちの長く熱い夏が始まる。第52回小学館児童出版文化賞受賞作。



趣味としてダイビング(飛び込み)クラブに通う坂井知季は、ごく平凡な中学生。
競技としてはそれほど意識したこともなかったが、余計な体脂肪を付けないために、夕飯を軽くしたり、甘い物を控えたりぐらいの努力はしている。
クラブ仲間のリーダー的存在、高校生の富士谷要一の両親は、ともに飛び込みの元オリンピック選手で、父親はクラブのコーチでもある。
サラブレッドと呼ばれる要一以外は、和気あいあいと練習するクラブだったが、経営難から閉鎖が噂されていた。
そこへ現われたのは、アメリカでコーチングを学んだ麻木夏陽子だった。
夏陽子は、クラブを経営するスポーツ用品メーカーの創始者の孫娘で、存続の条件として、このクラブからオリンピック選手を育てると宣言する。
そして知季、要一のライバルとして、伝説のダイバーを祖父にもつ沖津飛沫を津軽の海からスカウトしてくるのだった。




“爽やか青春モノ”、“スポコン児童文学”なんていう先入観があったため、表紙に惹かれて(上の写真ではなく、映画公開に合わせてキャストの俳優さんたちが表紙でした)購入したものの、長い間積まれていました。
うー、激しく後悔!
もっと早く読めばよかった!
児童文学作家ということでなかなか手が出せず、これが初・森絵都だったんですが、心理描写の上手さやテンポのよい展開、ユーモアあふれる会話など、あっという間に引き込まれました。

大体、飛び込み競技なんてTVで真剣に見たこともないし、根っから文系の私には、中高生のスポーツものにはついていけないんじゃないかと心配していましたが、なんのなんの。
体育会系のティーンエイジャーだって、恋愛や親子関係で悩んでたりするんですよね。
そこらへんがしっかり描かれているから、大人でも楽しめたんだと思う。
コーチとしてしか息子に接することができない要一の父や、平気なフリして飛沫を見送る恋人の恭子、知季への想いが空回りするガールフレンドの未羽と、未羽に片想いする知季の弟、他のクラブ員たちの嫉妬や友情……脇役たちも魅力的で、それぞれのエピソードにもせつなくなる。

上下巻全体が4つの章に分かれており、1~3章は知季、飛沫、要一それぞれの物語。
クライマックスを迎える最終章では、手に汗握る試合と同時進行で、知季の弟や恭子らの想いも語られいく。
こんなに読み手を笑顔のまま涙させる作品を、児童文学という枠にくくってしまうのはもったいないと思う。


かつては男性関係が派手だった年上の恋人・恭子に、『男の一人も知らない女よりも、いろんな男を知ってる女に選ばれた方が光栄だ』と言う飛沫にホレる♪





映画もお薦めです!

映画『DIVE!!』





★★★★★







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『妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉』香月 日輪  

妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (講談社文庫)
(2008/10/15)
香月 日輪

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内容(「BOOK」データベースより)
共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん―十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”!次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。



両親を事故で亡くして以来、親戚の家で育った稲葉夕士は、従姉妹との気まずさから逃れるため、寮のある高校に進学することにした。
ところが、入学式目前にして寮が火事で全焼。
再建までの半年間、再び親戚の家に戻る気にはどうしてもならず、アパートを探すことにした。
やっと通学距離や予算に見合う格安物件を見つけたが、そこは妖怪たちが暮らすアパートだった。



今回、一般向けレーベルから文庫化されましたが、もともとは講談社のヤングアダルト向けレーベルから10巻まで出版されている人気シリーズ。
本ブログ繋がりのこたつさんにご紹介いただいて、本屋さんに取り寄せオーダーしに行きましたら、「これ!面白いんですよ!私も全巻持ってます!」と書店員さん(=子供たちの日本語補習校の先生)にも絶賛オススメされました。

ほんと、面白かったです。
というか、美味しそう(笑)
地の文もしっかりしてるし、妖怪を含む登場人物たちの心理も、簡潔な文章でよく表現できてると思う。
ああ、ここらへんがライトノベルとは違うんだよなぁ。
確かに、高校生になったばかりの主人公の孤独感や自立、成長といったテーマは、私のような年齢になると感情移入まではしなくなるけど、共感はするし、文章力があれば引き込まれる。
オカルトチックな青春人情モノ、といった雰囲気。
自分が“ヤングアダルト”な頃に、こういう作品に出会いたかったと、つくずく思わされました。


こたつさーん、またまた素敵な本のお薦め、ありがとうございました♪
文庫化でお手頃価格になったので、続けて読んでいきたいと思います。




★★★★★







妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (YA!ENTERTAINMENT)
(2003/10)
香月 日輪

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