■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『Kira-Kira』Cynthia Kadohata  

Kira-kiraKira-kira
(2006/12/26)
Cynthia Kadohata

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1950年代、日本がまだ貧しかった頃のジャパニーズ・アメリカン家族のお話。
アイオワで経営していた食料品店がうまく行かず、親戚のつてで仕事を求めてジョージアへ引っ越さなければならなかった一家。
当時のジョージアでは、日本人はまだまだ少数で、差別を受けることもしばしば。
仕事を得たものの劣悪の労働環境と低賃金で、一家の生活は苦しいままだけど、仲の良いタケシマ一家は愛し合い、助け合って暮らしています。
とくに小学校低学年の主人公、ケイティは、姉のリンに誰よりも愛され、ケイティもまた、リンを誰よりも信頼している仲の良い姉妹。
成長するにつれ、少しずつ変化していく少女たちの関係と心境が鮮明に描かれ、それでも「いつかカリフォルニアの海の近くに住もう」という同じ夢を持ち続け、日々の“きらきら”を見つけては、明るく暮らしている2人……しかし、突然の不幸が一家を襲います。


今の私たちからは想像もできないほど、厳しい生活を送っていた当時のジャパニーズ・アメリカンたち。
でも、ケイティの視点で語られるこの本には、悲壮感はなく、とても楽しそうです。
経済大国日本から、日本人の多いこのカリフォルニアに移住してきた私たちでさえ、白人から受ける差別に凹むこともたびたびあるのに、ケイティたちははるかに、それ以上の差別の中で生きてきたんだなぁって、私まで胸が苦しくなりました。
最後、泣けます。

著者は日系アメリカ人で、もちろんイングリッシュスピーカー向けに書かれた本ですが、日本人の考え方や風習も随所によく書かれています。
小学校低学年向けの本とのこと。
でも内容的には、中学生ぐらいの子に読んで欲しいと思いました。
もちろん、このままジャパニーズ・アメリカンになる可能性大の11歳のうちの娘にも読んで欲しい。

2005年ニューベリー賞受賞

★★★★★
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