機長からアナウンス
2008 / 04 / 04 ( Fri )
大の飛行嫌いのため、ホラー感覚で手にした本ですが、トリビア的要素も満載で、とても興味深いエッセイでした。 私も乗り物好き、機械好きなのでそういう意味で共感する部分が多く、特に『パイロットにはバイク好きが多い』という部分に納得しました。 私も16歳で免許を取ってから、妊娠するまでの10年以上、仕事に趣味に、と、ほとんど毎日オートバイに乗っていたため、一時はジェットコースターも全く怖くありませんでした。 よく「バイク、怖くないの?」と人に訊かれましたが、この感覚は著者が『スピードに置いて行かれると感じると怖い。常に自分が先を予測していればジェット機のスピードすら遅く感じる』みたいなことを書いていて、ああ、なるほどなぁ、いいことを言うなぁ、と思いました。 航空運賃が高い理由や、スチュワーデスの実態なども面白かったですが、なんといっても“乗り物を操るのが好きなオッサン”的視点からの話が一番面白いですね。 『乗客に飛行機酔いをさせないため、気流の悪いところを、激しく揺れることを覚悟でスピードを落とさずに突っ切る(=乗客は恐怖のため酔う余裕もない)』という一節では、「ヤラレタッ!そうだったのか、ちぇっ!」と、思わず叫んでしまいました。 ……たぶん私は、飛行機が怖いのではなく、自分以外の人間が操縦する乗り物に乗るのが怖いんだと気づきました(笑) パイロットが身近に感じられ、飛行機がほんのちょっぴり怖くなくなった……カモ? (著者は2006年12月に癌で亡くなったそうで、残念です)
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