■ 慢性濫読 ■

ミステリ多めの読書メモ。児童書からラノベ、洋書と何でも読みます

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『そうだったのか!現代史 (パート2)』池上 彰

そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))そうだったのか!現代史 (パート2) (集英社文庫 (い44-3))
(2008/06)
池上 彰

商品詳細を見る


出版社 / 著者からの内容紹介
ポスト9・11。テロの時代のニュースがわかる
アメリカはなぜイラク攻撃を強行したのか。北朝鮮は何を望んでいるのか。9・11以降、世界が注目する国や地域の現代史をわかりやすく解説。大好評「そうだったのか!」シリーズ文庫化第2弾。



前作よりももっと、アジア〜中東の民族紛争に特にスポットを当てています。
復習のように前作と重複する箇所もありますが、私にとってはかえってそれが親切に感じられました。

今作で特に印象に残ったのは、第6〜8章の核戦争に関わる部分。
今年の夏休みには、子供たちをどうしても広島に連れて行きたくて一時帰国したばかりでしたので(アメリカの学校では、ときどき「ヒロシマとナガサキへの原爆投下は戦争を終わらせるために必要だった」と教えるらしいんです)、どんな政治的背景があって原爆が開発されたのか興味がありました。
そして1986年のチェルノブイリ原発事故。
この時は私はすでに働いていましたので、職場の白黒TVで固唾をのんでニュースを見ていた覚えがあります。
その後も気になって、特集番組など機会があれば見るようにしていたのですが、最近の様子はまったく知らずにおりました。
ロシアはまだまだたくさんのことを秘密にしてるんですね。


 地下核実験を成功させたインド政府は、「平和目的の核爆発」の実験に成功したと発表しました。
「平和目的の核爆発」とは何か。核爆発を利用して土木工事でもしようというのでしょうか。「平和目的」と言いながら、核兵器の開発を進めたのです。(第6章より)


著者の怒りが伝わってきます。

 その後、事故の概要が伝わるようになると、今度は「放射能対策には、ウオッカを飲めばいい」という噂が広がります。危険地帯から避難するのではなく、ウオッカを飲んで気を紛らわせる人たちが多かったのです。(第8章より)


こういった信じられない現実が、20年もたって明らかになってきました。


それから、カシミール地方でわざわざニュースにならないほど日常的に銃撃戦が行なわれている、とか、ティモールでの紛争などもまったく知らずにいました。
恥ずかしいと同時に、ここでこの2冊の本に出会えて本当によかったと思います。

もくじ

1:誰がフセインを育てたか
  イラクが軍事大国になるまで
2:アフガニスタンが戦場になった
  ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
3:パレスチナの大地は再び血塗られた
4:「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか
  チェチェンの人々
5:北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
6:南アジアは核戦争の恐怖に怯えた
  インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
7:核兵器の拡散
  続く戦後世界
8:放射能の大地が残った
  チェルノブイリの悲劇
9:「花の髪飾り」の抵抗
  アウン・サン・スー・チー
10:二一世紀最初の国が誕生した
  東ティモール独立




★★★★★

click me !
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ





池上さんのこのシリーズは、ほかにもいろいろ出ているので、日本から取り寄せてでも読んでみたいですね。

そうだったのか!アメリカそうだったのか!アメリカ
(2005/10)
池上 彰

商品詳細を見る

そうだったのか!中国そうだったのか!中国
(2007/06)
池上 彰

商品詳細を見る

そうだったのか!日本現代史そうだったのか!日本現代史
(2001/11)
池上 彰

商品詳細を見る

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

ゆう

Author:ゆう
「趣味は読書」と言えるほどの数は読んでいませんが、文学作品から官能小説やBLまで、何かを読んでいればシアワセです。
小中学生時代は読書に否定的な両親に隠れてヴェルヌ、シートン、ブラッドベリ、江戸川乱歩、筒井康隆、小松左京、横溝正史、萩尾望都、竹宮恵子らを栄養に育ち、高校生〜30代前半は村上龍、山田詠美、片岡義男、島田荘司、綾辻行人に入れ込み、最近はスタインベック、伊坂幸太郎、有川浩、道尾秀介、三津田信三、桜庭一樹らが気になって仕方ない人生の半ば過ぎ。日頃の出費に対する言い訳は、「本は別腹」。
テキスト専門で自給自足もする同人好き(絵描きさんを崇拝)。
2001年よりカリフォルニア州在住。コミュニティカレッジで勉強中の英語が苦手な学生主婦。日常の子育て、大学、オタクな話題はこちら
コメント、TBはお気軽にどうぞ♪ 承認後に表示されます。


follow manseirandoku at http://twitter.com



カテゴリー

夏のブックフェア

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

ブログ内検索

2008年1月〜

ゆうさんの読書メーター

今これ読んでます

Book Mark

track back people



あわせて読みたいブログパーツ

  

ブロとも申請フォーム

いろいろ