■ 慢性濫読 ■

ミステリ多めの読書メモ。児童書からラノベ、洋書と何でも読みます

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『魔王』伊坂 幸太郎

魔王 (講談社文庫 い 111-2)魔王 (講談社文庫 い 111-2)
(2008/09/12)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


自分の念じた言葉を相手にしゃべらせることのできる不思議な力をもった兄と、並外れた運と記憶力をもった弟。
内閣解散、衆参同時選挙を目前に、世間の注目を集める一人の政治家にムッソリーニとダブるファシズムの陰を感じた兄は、自分の“腹話術”と呼ぶこの力を使って世相の流れを食い止めようとするのだが……、というお話。



偶然なんですが、ここのところプロパガンダや反戦、民族紛争、イデオロギー抗争などの本を立て続けに読んでいて手にした本だったので、まったくの娯楽小説にもかかわらず、リアルすぎてゾッとするものがありました。
プロパガンダに煽動され、暴徒と化す市民の恐ろしさなど、「こ、これは政治ホラー!?」と思うほど。

全体的にはミステリとは呼べないかも知れません。
今までの伊坂作品とはちょっと違う感じ。
兄目線の第1部『魔王』と、その5年後の弟の恋人(妻)の目線で語られる第2部『呼吸』で構成されます。

たくさんの謎を残したまま終わっているので(謎についてはネタバレになるので触れませんが)、読後はいつものスッキリ感が乏しいですが、続編の『モダンタイムス』に期待したいと思います。



★★★★☆





click me !
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



モダンタイムス (Morning NOVELS)モダンタイムス (Morning NOVELS)
(2008/10/15)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る





コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

ゆう

Author:ゆう
「趣味は読書」と言えるほどの数は読んでいませんが、文学作品から官能小説やBLまで、何かを読んでいればシアワセです。
小中学生時代は読書に否定的な両親に隠れてヴェルヌ、シートン、ブラッドベリ、江戸川乱歩、筒井康隆、小松左京、横溝正史、萩尾望都、竹宮恵子らを栄養に育ち、高校生〜30代前半は村上龍、山田詠美、片岡義男、島田荘司、綾辻行人に入れ込み、最近はスタインベック、伊坂幸太郎、有川浩、道尾秀介、三津田信三、桜庭一樹らが気になって仕方ない人生の半ば過ぎ。日頃の出費に対する言い訳は、「本は別腹」。
テキスト専門で自給自足もする同人好き(絵描きさんを崇拝)。
2001年よりカリフォルニア州在住。コミュニティカレッジで勉強中の英語が苦手な学生主婦。日常の子育て、大学、オタクな話題はこちら
コメント、TBはお気軽にどうぞ♪ 承認後に表示されます。


follow manseirandoku at http://twitter.com



カテゴリー

夏のブックフェア

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

ブログ内検索

2008年1月〜

ゆうさんの読書メーター

今これ読んでます

Book Mark

track back people



あわせて読みたいブログパーツ

  

ブロとも申請フォーム

いろいろ