■ 慢性濫読 ■

ミステリ多めの読書メモ。児童書からラノベ、洋書と何でも読みます

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ブルーバック』ティム・ウィントン

ブルーバックブルーバック
(2007/07)
ティム ウィントン橋本 礼奈

商品詳細を見る


内容(「BOOK」データベースより)
オーストラリアの人里離れた入江で母親のドラと暮らす少年エイベル。自然のめぐみだけが頼りのきびしい生活ながら、海の大好きな親子はみちたりた日々をおくっていた。入江にすむ巨大な青い魚ブルーバックと出会ってから、エイベルの日々はいっそう輝きを増す。やがてエイベルは都会の学校へ進学、故郷の海とブルーバックのすがたをいつも心にいだきながら、海洋生物学者となる。一方、母ドラがひとりで守る入江には、さまざまな災厄がふりかかる。暗礁を根こそぎにする漁師の出現。リゾート化計画。タンカーの座礁。やがてドラは海を救うために大きな決断をし、その志は息子のエイベルにひきつがれていく。オーストラリアの自然をこよなく愛する作者が、子どもから大人まですべての年齢層の読者に贈る、「海の不思議」と希望の物語。ボリンダ・オーディオブック賞、ウィルダネス・ソサエティ環境賞、WAYRBAホフマン児童文学賞受賞作。



大自然の中で、海に抱かれるようにして生きてきたエイベルの一族。
自分たちの土地に生まれ、耕し、そして土へと還ってゆく。
代々営まれたこの暮らしだったが、時代の流れとともに少しずつ変わっていき、エイベルも成長とともに土地を離れ、やがては学者として世界中を飛び回るようになる……。

それでも心はいつも、生まれ育った入り江にあるのですよね。
少年の頃に仲良くなった大きな魚、ブルーバックは何も言わないけれど、大自然の使者のように長い長い時間を生きて、エイベルたち母子を見守ってるみたいです。

近年になって、地球温暖化や水質汚染、乱獲などで自分を育ててくれた海が危機に瀕していると知った母子は、入り江を守るために行動にでます。
なんか、すごいな。
でも、気持ちはよくわかる。
『住めば都』なんて言うけど、新しい土地で生活には困らなくても、やっぱり自分が生まれ育った土地は特別なのよ。
世界中を飛び回る生活を捨てて、故郷と母親を選ぶよう、迷っていたエイベルの背中を押したエイベルの奥さんも素敵。

エイベル一族の命のルーティーンを見ていると、彼らも大自然の一部だったんだな、って思います。
環境保護や親子のあり方、老い、など短いお話にいろいろ詰まった温かい作品でした。
ちょっとホームシックになったわ。

◇小学校高学年向け



★★★☆☆




click me !
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

ゆう

Author:ゆう
「趣味は読書」と言えるほどの数は読んでいませんが、文学作品から官能小説やBLまで、何かを読んでいればシアワセです。
小中学生時代は読書に否定的な両親に隠れてヴェルヌ、シートン、ブラッドベリ、江戸川乱歩、筒井康隆、小松左京、横溝正史、萩尾望都、竹宮恵子らを栄養に育ち、高校生〜30代前半は村上龍、山田詠美、片岡義男、島田荘司、綾辻行人に入れ込み、最近はスタインベック、伊坂幸太郎、有川浩、道尾秀介、三津田信三、桜庭一樹らが気になって仕方ない人生の半ば過ぎ。日頃の出費に対する言い訳は、「本は別腹」。
テキスト専門で自給自足もする同人好き(絵描きさんを崇拝)。
2001年よりカリフォルニア州在住。コミュニティカレッジで勉強中の英語が苦手な学生主婦。日常の子育て、大学、オタクな話題はこちら
コメント、TBはお気軽にどうぞ♪ 承認後に表示されます。


follow manseirandoku at http://twitter.com



カテゴリー

夏のブックフェア

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

ブログ内検索

2008年1月〜

ゆうさんの読書メーター

今これ読んでます

Book Mark

track back people



あわせて読みたいブログパーツ

  

ブロとも申請フォーム

いろいろ