■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『クジラの彼』有川 浩  

クジラの彼クジラの彼
(2007/02)
有川 浩

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出版社/著者からの内容紹介
「沈む」んじゃなくて「潜る」。潜水艦とクジラと同じだから。
人数あわせのために合コンに呼ばれた聡子。そこで出会った冬原は潜水艦乗りだった。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんな彼とのレンアイには、いつも大きな海が横たわる。恋愛小説作品集。



読後にズッシリ放心状態になるような作品が大好物ですが、さすがに数冊連続すると、軽く読める良作やホンワカするものが読みたくなりますね。
ここのところ私生活でもちょっと疲れていたので、癒しを求めて手にした有川浩さん。
一部は再読です。


著者本人が『活字でベタ甘ラブロマ』と評する、自衛隊が舞台の恋愛短編集。
収録された6本のうち3本が、長編からのスピンアウトという形を取っていて、有川ファンにはたまらない1冊です。
以下、簡単にあらすじ紹介。

【クジラの彼】合コンで出会った史上まれに見る高物件の彼は、次にいつ会えるかわからない潜水艦乗りだった。

【ロールアウト】果てしなく続く長い通路にならぶトイレをめぐり、彼女の戦いが始まった。

【国防レンアイ】生意気で居丈高なクセにめちゃくちゃかわいい彼女とは、腐れ縁8年の単なる同期なのだが。

【有能な彼女】素敵すぎる彼女と、今ひとつ自信のない俺。さらに年の差が気になってなかなか結婚をきりだせなくて。

【脱柵エレジー】純情は悲壮? 滑稽? あるいは迷惑!? あのフェンスを越えれば、彼女に会える! はずだった。

【ファイターパイロットの君】強くて、きれいで、凶悪にかわいい君を僕はどうやって守っていったらいいんだろう

(表紙カバーより)



有川さんの長編に登場する素敵なカップルたちのその後が読みたくて買った本作。
じつはスピンアウト作品の3本は書店で立ち読みして購入し、そのまま寝かしてありました。
なのでやっぱりどの作品が好きかと聞かれれば、その3本ですかね。

『クジラの彼』は、長編『海の底』で閉じ込められた潜水艦で活躍する2人の海自自衛官のうちの一人、穏やかな方の冬原さんのナレソメの話。
昔いっとき自衛隊潜水艦の事故がニュースになったり、私もコミック『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ)を夢中になって読んだ時期もあったのに、あの潜水艦が何ヵ月も寄港せずに航行していることや、その中には独身の若者も乗り込んでいるという現実に、まったく気づきませんでした。
そうですよね。
彼らにだって青春や恋愛はあるんですもの!

『有能な彼女』は、同じく『海の底』で冬原とコンビの夏木の“その後”。
『海の底』のラストでは、ビックリするやらキュンキュンするやらの終わり方でしたからね、その先が気になってしょうがない。
ましてやツンデレ(?)の夏木は、めっちゃ私の好みですから!
潜水艦の中ではあんなに怖かった夏木も、陸に上がって愛しい彼女の前だと、じれったいほどのヘタレぶりで、そのギャップがいい。
彼女の方も、うーんと面倒くさい、でも一途な女に描かれていて、それがまた可愛い。

『ファイターパイロットの君』は、これもまたお薦めの長編SF『空の中』に登場する女性F-15パイロットの光稀と、航空機開発技師の高巳の結婚生活のお話。
(結婚したんだね。ヨカッタ、ヨカッタ^^)
こちらでは、遠く離れた駐屯地で飛ぶための訓練を続けるママ・光稀と、世間の心ない風当たりから彼女を守りたいパパ・高巳、そして幼いながらに働く両親を理解しようとする娘・茜の絆が泣けます。

スピンアウトもの以外では『国防レンアイ』が好き。
女を外見だけでなく、人としての生き様で好きになってくれるような人に私も出会いたかったー!
(でももう手遅れw)

どの作品にも、「きゃーっ!」と叫びながら、本を胸に抱きしめてゴロンゴロンしたくなるようなキメ台詞が出てきます。
長編を読んでいなくても楽しめると思いますよ。
普段は恋愛小説はほとんど読みませんが、『図書館戦争』の別冊といい、有川さんの“ベタ甘”は大好きです。
文体はラノベに近いですが、すごくリアリティがあって等身大な気がするので(SFが多いので、設定や背景は別として)。


今回も有川さんには両手放しで楽しませていただきました!
結局私にとっては読書は“お楽しみ”ですから、「うひょひょ~」っとむさぼり読んで、泣いたり笑ったり楽しませてくれる作品がイチバンです。
そういう意味で彼女は私の大好きな作家さんのひとり。



★★★★★



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コメント

Let's ゴロンゴロン♪

>チェリさん
ぜひぜひ!
長編SFの『海の底』から読まれればゴロンゴロン度倍増ですよ♪

二輪周辺では、元自衛官の方との遭遇率が高くなかったですか?
でも潜水艦乗りで二輪の教官だなんてステキ!
閉鎖的vs開放的な乗り物って対比も興味深いですね^^

URL | ゆう #yBDt5Ksg
2009/02/03 01:07 | edit

ゴロンゴロン♪

面白そう!
特に、夏木さん目当てに読んでみたいと思いますw

二輪の教官が元自衛官で、潜水艦に乗っていました。
ときどき「息を潜めて」いたそうです^^;

URL | チェリ #BqEwgRj.
2009/02/01 04:35 | edit

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