■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『ラッシュライフ』伊坂 幸太郎  

ラッシュライフ (新潮文庫)ラッシュライフ (新潮文庫)
(2005/04)
伊坂 幸太郎

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出版社 / 著者からの内容紹介
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。



『死神の精度』で出会って以来、ランダムに読んできた伊坂さんの作品。
ご存知のように彼の一連の作品の特徴として、別の話のエピソードや登場人物が微妙に絡んでくる面白さがあります。
なので、今さらのようですが、順を追って読んでみることにしました。
(先日購入した『モダンタイムス』は残念ながら後回しになっちゃいますね)


デビューから2作目のこのタイトルを見て、ぱっと思いついたのはコルトレーンと、“rush life(はちゃめちゃに忙しい日々)”という綴り。
カタカナ表記の“ラッシュ”とは、RなのかLなのか、AなのかUなのか……どの単語でも当てはまりそうなストーリーですが、真相はラストにあります。

別々の人物、違った視点、それぞれのストーリーが同じ街で展開し、犬や展望台、拳銃、死体など共通する大道具小道具で一瞬交わり、また離れて、そして最後には。
『グラスホッパー』で見たような手法ですが、ラストで明かされる俯瞰図がちょっと違います。
ひとつひとつのストーリーは短いし、それほど引き込まれもしないのだけど、読み進めるうちにそれぞれが時制の一直線上にはないことに気づいてドキリとし、そこからは一気読みでした。

文庫版だと最初のページ、単行本では表紙にもなっているエッシャーの絵がまさにこの作品のモチーフなんじゃないかな。
いっそ文庫版の表紙もエッシャーでよかったんじゃないかと。


手品のような叙述テクニックだけでなく、伊坂さんの正義感というか倫理観というか……上手く言えないんですが、“人の道”という意味での毅然とした人間性が前作の『オーデュボンの祈り』よりもっと鮮明に表れていて、好感が持てました。
この先の作品も楽しみです。
(ほんと、伊坂さん大好き♪ ルックスも可愛くて素敵で、仙台を愛してて、直木賞を蹴ったりするストイックさとか、惚れるわ~v←迷惑ww)


★★★★☆



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↓こちらが単行本の表紙。エッシャーの騙し絵、好きです

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)
(2002/07)
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↓オマケですが……コルトレーンLOVE♪

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ジョン・コルトレーン

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