■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『陽気なギャングが地球を回す』伊坂 幸太郎  

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
(2006/02)
伊坂 幸太郎

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出版社 / 著者からの内容紹介
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!



“都会派サスペンス”? ん?

4人組の銀行強盗のお話なんですが、サスペンスやミステリというよりはドタバタ喜劇のようで、伊坂さん独特のちょっと冷めた感じのユーモアが満載です。
特に『嘘しか言わない』とされる演説の達人、響野の世界観というか屁理屈というか、人をやり込める言い分がいちいち面白い。
銀行強盗なのに妙に正義感が強かったり、それぞれに特殊能力があるのに人間臭かったりするから愛しくなってしまいます。
例えば逃走車担当の雪子は抜群のドライビングテクニックと精巧な体内時計を持っているのに、一人息子の慎一のためなら簡単に人を轢き殺そうとするなど我を忘れてしまう溺愛ぶり。

前の2作よりも軽快でテンポよい展開とどんでん返しが楽しいこの作品。
でもこれまで同様、伊坂さんの倫理観、たとえば「弱い者いじめするな」とか「人類の傲慢さへの非難」、「障害者を特別視しない本当の意味での優しいまなざし」などなど、メッセージが随所に見られます。
……と、なんだかんだいっても、コミックを読むような気軽さで純粋に楽しめた作品でした。

あ、のちの『チルドレン』に出てきた銀行強盗は、もしかして彼らなのかな??



★★★★☆




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