■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『重力ピエロ』伊坂 幸太郎  

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06)
伊坂 幸太郎

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内容(「BOOK」データベースより)
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。



これまでの3作は、伊坂氏独特の叙述や構成の巧みさが際立っている印象でしたが、今作はそれにも増して、著者のメッセージのようなものが強く感じられてとても心に残りました。
何度か出てくる一文、『本当に深刻なことは陽気に伝えるべき』(だったかな?)とあるように、レイプというメインテーマが仰々しくなく描かれているぶん、よけいに深く胸に刺さりました。

慎重でもの静かな兄・泉水、性的なものを忌み嫌う美しい弟・春、平凡なようでいて大切な言葉で家族を救う父、前向きで優しい母、不気味で一途なストーカー・夏子、謎の探偵・黒澤……。
個性的で魅力的なキャラクターたちの台詞にはきっと、伊坂氏が伝えたいことがたくさん込められているんだろうなぁと、書き残したい印象的なものがたくさんありました。
ここで書くとネタバレになってしまうので書きませんが。

ミステリとして私が嬉しかったのは、街の落書きと遺伝子配列をもとにした暗号解読があったこと。
暗号モノって、なんか好きなんですよねー。

爽快な伏線の回収だけでなく、トリックや、社会派ともいえそうな動機の深さも備えた、贅沢なミステリだと思いました。



★★★★★



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