■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『鬼の跫音』道尾 秀介  

鬼の跫音鬼の跫音
(2009/01/31)
道尾 秀介

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内容(「BOOK」データベースより)
心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。―もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。



ホラーテイストの6つの作品から成るミステリ短編集。

『ラットマン』、『カラスの親指』を読みそびれている私にとって、道尾氏はデビュー作『背の眼』以来の2作目です。
いやー、格段に上手くなってますね。
『背の眼』は長編、こちらは短編と大きな違いがありますが、雰囲気作りやどんでんがえしも見事です。
こういう、ありきたりの日常に起こる怖くて不思議なお話、というのが大好きなんです。
どの作品も、静かで美しくて、とても残酷。
それぞれは別のお話ですが、共通する冷静な狂気みたいなものが独特の世界と空気を作っていて、一冊の短編集として素晴らしいと思います。

『背の眼』を読んだ後は、それほどクセになるような作家さんではなかったのですが、今回の短編集はかなり私の好みなので、これからしばらく追いかけたくなりました
以下の6本の中では、私はミステリ色の強い『犭(ケモノ)』と『箱詰めの文字』が好きです。




【鈴虫】
動かなくなった恋敵を埋める私を、鈴虫たちが黒い瞳で見つめていた。

【犭(ケモノ)】
倒れた拍子に脚が1本外れてしまった刑務所作業製品の椅子。その断面には、制作者と思われる人物の名前と、彼が妹に宛てたメッセージが彫られていた。

【よいぎつね】
高校を卒業して以来、一度も地元に足が向かなかったのは、あの最後の祭りの夜から逃げていたから。

【箱詰めの文字】
駆け出し作家の私の元に、ある日見知らぬ男が現われ、私の部屋の押し入れから盗んだ貯金箱を返したいという。しかし、差し出された招き猫は、見覚えのない物だった。

【冬の鬼】
『遠くから鬼の跫音が聞こえる。』……火事によりすべてを失ってしまったけれど、美しくて愛しい彼と二人で暮らしていけるなら幸せ。

【悪意の顔】
いじめに苦しんでいた僕に、その人は「助けてあげる」と言って家へ招き入れた。そこにあったのは、奇妙な絵が描かれた一枚のキャンバスだった。




★★★★★



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