■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『ブレイクスルー・トライアル』伊園 旬  

ブレイクスルー・トライアル (宝島社文庫)ブレイクスルー・トライアル (宝島社文庫)
(2009/03/05)
伊園 旬

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内容(「BOOK」データベースより)
技術の粋をつくしたIT研究所に侵入し、ミッションをクリアすれば1億円が手に入る一大イベントが開催されることになった。元IT企業の社員チームや、ひょんなことから紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループなどが参加を表明。生体認証や警備ロボットをはじめ、数多のセキュリティが設置された難攻不落の要塞を攻略するのはどのチームなのか。第5回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。



書店の一番目立つ場所にPOP付きで平積みになっていたし、『このミス』で大賞受賞とのことで期待して手にした一冊。

しかし……あー、もうっ!
正直いって期待はずれでした。
まず、前置きが長過ぎる。
イベントに参加する主人公と、彼とチームを組む数年ぶりに再会した学生時代の友達の参加理由やバックグラウンドが長い。
でもまぁ、これはこれで面白かったし、この2人のキャラに厚みが出てよかったかもしれない。
しかし、「じゃあ、他の参加チームは?どんな人たちがどんな理由で?」となると、こちらはさらっとしか書かれていなくてすごくアンバランス。
かといって、こっちもきっちり書こうとしたら、全体のページ数は2、3倍になるだろう。

で、恐らくメインテーマとしては、厳重なセキュリティシステムに守られた研究所に侵入するさまざまな方法として、各参加チームによってコンピューターハッキング、物理的な破壊、内側から管理人に開けてもらう、と色づけしているのだろう。
これは非常に興味深い。
なのに、前述した主人公らの人物説明に較べると、肝心の部分に関する文章がうすっぺらい。
さらに、いざクライマックスのイベントが始まってからは、複数の人物によるアクションが、私の読解力のなさなのか著者の文章力によるものなのか、誰がどんな動きをしているのかよくわからない。
したがってスピード感もない。
もちろん、脳内映像など起こらない。
同時進行で描かれる、ダイヤモンドの窃盗&密売の話もなんだか中途半端だし、主人公の出生のエピソードも、前半の書き込みのわりにはあっさりと終わってしまった。

ネタは面白いのに、いろいろ詰め込みすぎて手に負えなくなってしまった印象。
これがどうして『このミス』で大賞なのか、文庫化までされるのかが疑問です。





★★☆☆☆-






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