■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『女友達』新津 きよみ  

女友達 (角川ホラー文庫)女友達 (角川ホラー文庫)
(1996/12)
新津 きよみ

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内容(「BOOK」データベースより)
29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分より容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘―女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは?女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。



インテリアコーディネーターの千鶴は、別れた恋人が残していったベンチチェストが目障りで、粗大ゴミとして廃棄することに決めた。
回収日、ゴミ集積所で出会った向かいの安アパートに住む地味な女性から、チェストを譲って欲しいと頼まれる。
こうして知り合った、タイプは違うが同年代で孤独な女2人が、次第に距離を縮めてゆく。
しかしそこには、友情以外の感情が潜んでいた。



この作家さんも、初めて読んだ作品が怖いミステリでした。
一見普通に生活している普通の人間の腹黒さや狂気を描くのが上手いですね。
本作も、ホラーというよりはサスペンスorミステリ。
素朴で優しくて都会ずれしていない亮子の親切が、だんだんうっとうしく思えてきた頃に、言動の怪しさに気づくんですが、その時にはもう手遅れで。

そもそも、“女友達”という存在そのものが私にとっては怖いのです。
もちろん、長年の親友もいるけれど、男友達にはない付き合いにくさってありますよね。
(女友達ならではのよさもあるが)
嫉妬や羨望や独占欲といった、女性にありがちな黒い感情がこの作品のテーマじゃないかと。
謎解きやトリックのような部分もあり、精神的に追いつめられるサイコホラー要素もありで中断するのが難しかった。
「男友達の方が気楽」という女性なら、きっとこの作品はすごく怖いんじゃないかな。

ただ、ラストが残念で星4つ。
そこだけテイストが違うように感じてしまう。
あの後日談みたいなのは、なくてもよかったかも。





★★★★☆







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category: 角川ホラー

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コメント

>タマモさん
コメントありがとうございます(^^)
新津さんの作品は、正直なところそれほど話題になっているわけではないけど、女性が主人公のミステリやホラーを書かせたらピカイチじゃないかと思います。
(夏樹静子も女性主人公が多いけど、新津作品はもっと黒くてドロドロした感じ)
ちなみに私の初・新津作品は『震える家』(http://www.amazon.co.jp/dp/4041916011)というサイコ・サスペンスで、徹夜して一気読みしたのを覚えています。

『同居人』ですか。
なんだかタイトルを聞いただけでも、いろいろ想像してしまって怖いです。
今日、ブックオフで『婚約者』は見つけたので買ってみたんですが……『同居人』も行くたびに探してみようと思います(^^)

URL | ゆう #yBDt5Ksg
2009/05/31 05:20 | edit

初めて読んだ新津作品

ゆうさん、こんにちは。

この作品、私が初めて読んだ新津作品です。
若干、ラストがあり得ない印象ですけど、
日常の何気ない人間(特に女性)の恐怖を描くので、
その後しばらく、新津さんにはまった時期がありました。

若干あり得ない設定続きですが、同じホラー文庫の『同居人』も、
なかなか面白いお話ですので、オススメです。

URL | タマモタエコ #RwH1dyjc
2009/05/30 04:34 | edit

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