■ 慢性濫読 ■

最近めっきり物忘れがひどいので、簡単な読書メモです。ミステリ多め

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『龍神の雨』道尾 秀介  

龍神の雨龍神の雨
(2009/05)
道尾 秀介

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内容(「BOOK」データベースより)
人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。そして今、未曾有の台風が二組の家族を襲う。最注目の新鋭が描く、慟哭と贖罪の最新長編。



中学生と小学生の兄弟と、19歳と中学生の兄妹――同じ町内に住むという以外は、何の繋がりもなかった2組の兄弟だったが、血の繋がらない片親と暮らしている、という共通点があった。
実の母を死に追いやったと自らを責め続ける兄弟と、大雨の日に交通事故で母を失い、養父を殺してしまいたいと思い詰める兄妹。
大型台風の接近により激しい雨が続く中、妹のために完全犯罪を実行する兄も、残されたビデオから母の死因の真相を知ってしまう中学生の兄も、家族を愛するが故に突き進んでゆく。




『背の眼』で出会って以来、ランダムに読んできている道尾氏の作品ですが、新作が出るたびに上手くなっていて驚かされます。
こんな言い方はおこがましいんですけれど、きっと作品が新しければ新しいほど評価も高いのでは?
当初は“ホラー・ミステリ”なんて呼ばれていたようですが、最近ではミスリードを得意とし、理詰めできっちり処理する推理小説に仕上がっているものばかりで、嬉しい限りです。
しかも前作『鬼の跫音』に引き続き、なんともいえないジットリとした、温度の低い雰囲気がたまらない。
もうこの作家さんは、この独特のテイストでいって欲しいなぁ。

本作は、最初から最後までずっと雨降り。
激しい雨音で外界から遮断されたような、2組の兄弟の話。
ネタバレになりそうなので、これ以上は書きたくありませんが、彼らの痛々しさ、どうしようもないとわかっていても心のどこかで親を求めている切なさも味わいつつ、まんまと騙される驚きとくやしさが快感になりそうな作品でした。





★★★★★





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